2018/10/03
2018年10月8日付(集計期間:2018年9月24日~9月30日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、iKONの最新アルバム『RETURN』が総合首位を獲得した。
前作『WELCOME BACK』から約2年半ぶり、通算2枚目の日本フル・アルバム『RETURN』は、初週76,924枚を売り上げてフィジカル・セールス1位、デジタル・セールスは16位をマーク。ルックアップではチャートインを逃したが、大ボリュームの映像ディスクが付属していることもあり、フィジカルの売上が突出する形で総合でもトップに立った。
レキシの約2年ぶり、通算6枚目となるアルバム『ムキシ』は、初週23,724枚を売り上げてフィジカル・セールス2位、3,402DLを売り上げてデジタル・セールス2位と、両セールス指標で好成績を記録。収録曲の一つ「GOEMON feat.ビッグ門左衛門」も、当週の総合ソング・チャート“JAPAN HOT100”で順位を大きく上げており、その注目度の高さを表す形となった。
初週22,038枚を売り上げてフィジカル・セールス4位だった、クリープハイプの通算5枚目となるオリジナル・アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』は、デジタル・セールスとしては1,592DLを売り上げて3位をマーク、総合ではトップ3入りを果たしてみせた。
ロングヒット記録中の安室奈美恵『Finally』は当週、フィジカル・セールス6位、ルックアップ1位となって、総合4位にエントリー。前々週に累計220万枚を突破したフィジカル・セールスは、今回の集計で累計228万枚まで達しており、早くも230万枚の大台が見えてきた。
松任谷由実の作品が“荒井由実”名義のものも含め、9月24日よりダウンロードおよびストリーミング配信を解禁したことを受けて、2012年のベスト・アルバム『日本の恋と、ユーミンと。』が、4,664DLでデジタル・セールス1位となり、総合では9位を獲得、15週ぶりの100位内エントリーとなった。また、同作の続編的ベスト・アルバムとして、今年4月にリリースされた『ユーミンからの、恋のうた。』は、デジタル・セールス11位、総合28位となったが、このリリース時期と順位の逆転が興味深い。他指標を見てみると、『ユーミンからの、恋のうた。』はフィジカル・セールスとルックアップで『日本の恋と、ユーミンと。』を上回っている。
こういった違いから、往年の代表曲を多く収めた『日本の恋と、ユーミンと。』は、アクセスのし易いダウンロードを通じ、グレー層や新規リスナーにリーチしたことで大きくチャートを上昇し、一方、ユーミン自身が“今の時代にこそ、聴いて欲しい45曲”を選んだ『ユーミンからの、恋のうた。』は、そのテーマ性もあって、フィジカル商品の購買にまで至るコア・ユーザーが、そのチャート・アクションを支えていることが予想できる。ちなみにユーミンは、当週の“HOT ALBUMS”に前述の2作と、61位の『ひこうき雲』、85位の『Misslim』も併せて、計4作を100位内に送り込んでいる。
◎【HOT ALBUMS】トップ20
1位『RETURN』iKON
2位『ムキシ』レキシ
3位『泣きたくなるほど嬉しい日々に』クリープハイプ
4位『Finally』安室奈美恵
5位『THE INSULATED WORLD』DIR EN GREY
6位『BDZ』TWICE
7位『アイドリッシュセブン Collection Album vol.1』(ゲーム・ミュージック)
8位『Reincarnation』VIXX
9位『松任谷由実 40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。』松任谷由実
10位『TOMORROW』東方神起
11位『じゃぱみゅ』きゃりーぱみゅぱみゅ
12位『晴れるさ●(※)』magical2(※)
13位『BOOTLEG』米津玄師
14位『海のOh, Yeah!!』サザンオールスターズ
15位『初恋』宇多田ヒカル
16位『カンタンカンタビレ』奥田民生
17位『響喜乱舞』GARNiDELiA
18位『ソングライン』くるり
19位『Future Pop』Perfume
20位『グレイテスト・ショーマン(オリジナル・サウンドトラック)』(サウンドトラック)
※●=太陽マークの特殊文字
※2=べき指数
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