2012/08/29
9月19日に約7か月ぶりのニューシングル『sweeToxic』をリリースする、ヴィジュアル系シーンの革命児 SuG。自身主催のライブバトル第4弾にて、ニコニコ動画からのブレイクを果たした“七色の声”の持ち主 (赤・ω・飯)と競演した。
<メタラーにもアイドルにもお父さんにもなれる超人>
彼らは今夏、普段交わらない他ジャンルのアーティストと計4公演にわたってライブバトルを展開。その第4弾となる公演【SuG LIVE BATTLE 2012「-SuG VS (赤・ω・飯)- 」】が8月27日 渋谷WWWにて開催された。先攻を務めた(赤・ω・飯)は、自身のバンド 赤飯ロマン横丁(アベニュー)と共に登場し、まずはメタルボーカル顔負けのハイトーンシャウトを決めてみせる。また、歌舞伎ボイスを披露したり、SuGの楽曲を突然歌ってアウェー感を吹っ飛ばしたり、ムーンウォークを繰り広げたりと、初見の人でも飽きさせないエンターテインメントショーを展開。アイドルに変身した際は、観客がミックスやコールを繰り広げ、(赤・ω・飯)は完璧なぶりっこ女子ボイスで歌っていたと思えば、アイドルの父にも変身して「ゆるさんぞー!」と客席を駆け回ったりと、新次元のライブを体感させてくれた。
<異種格闘戦の大変さ。それを知っても続けていく>
そんな真夏のライブバトル最終戦。後攻のSuGは、(赤・ω・飯)も先程歌っていたプログレッシブでキャッチーな大作「Pastel Horror Yum Yum Show」を序盤から叩き付け、観客を圧倒する。さらに「☆ギミギミ☆」「不完全Beautyfool Days」といった人気シングルナンバーを畳み掛け、早々にクライマックスのような盛り上がりを創造。少年カミカゼ、ZORO、撃鉄、JOKER、たむらぱん、BABYMETALといった錚々たる面々との異種格闘戦を経たバンドとして恥じることのない、フルストッロルのアクトを見せる。中盤、切ない恋の歌「夏音-kanon-」を2年ぶりに披露する場面はあったが、それ以外は暴れっぱなし。完全燃焼する為の構成となっていた。
また、この日は武瑠(vo)のMCも印象的で、なんと某バンドのコミュニティのオフ会に参加したことを暴露。それはライブハウスでライブDVDを流してひたすらはしゃぐ内容だったそうで、なんと彼は一般人と混じって大暴れ! そのことを嬉しそうに報告し、「みんなの楽しさが分かったわ。超楽しい!」と笑っていた。さらに、アンコールでは、今回のライブバトル企画について「どんだけ大変か思い知りました。こういうイベントをなんでみんながやらないのかも物凄く分かったし。でもそれを重々承知の上で、これからもやっていけたらいいなって本気で思っているんで、どうか応援よろしくお願いします」と、真剣に語りかけている。
<真夏のライブバトル大団円、最高の景色を>
そして、最後は「(今回のライブバトルシリーズ)全か所で最高の景色を作ろうぜ。いいか!?」と問い掛け、やはりこの曲「39GalaxyZ」で大団円。(赤・ω・飯)も乱入し、この会場にいる全員で「ひとりひとりいびつなこころで 支えあう此の場所が 失くせない失くしたくはない たったひとつの居場所なんだ」と大合唱するという、最高の景色を作ってみせた。
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