2018/08/23
LL・クール・Jが今年開設したSiriusXMのクラシック・ヒップホップ・チャンネル『Rock the Bells Radio』で、“The Influence of Hip-Hop”と題された番組が現地時間の2018年9月から月1のペースで放送される。その記念すべき第1回目のゲストがエミネムであることが発表され、ヒップホップ・レジェンド二人による注目のトーク内容の一部が予告編として公開されている。
エミネムは「スタンfeat.ダイド」を書いた経緯や、憧れのドクター・ドレーと契約できた時の心境、ヒップホップが持つ力などについてDJ Z-TripとLL・クール・Jに語っている。
過剰なファンについて書かれている「スタン」は、昨年オックスフォード英語辞典に単語として登録されたほど世間に浸透したが、曲を書いた当時は急激に有名になった自分の立場に戸惑っていたとエミネムは話している。「駆け出しの頃、色々なことが分かってなかった。ライブが終わった後、コンサート会場の外を歩いていて、(ファンと)写真を撮ったりすれば、中には(時間がなくて)できないヤツも必ず出てくる。ああいう体験をしたのはあれが初めてだった」と彼は語り、「“なんでサインなんか、欲しいんだ。ただの署名じゃないか”って、理解できてなかった。(「スタン」は)当時自分が体験していたことや、初めて名声を実感したことの組み合わせだったと思う」と説明している。
彼はまた、米デトロイトで育ったシャイな少年だった自分が、ヒップホップに強く惹かれた気持ちも振り返っている。「あの音楽の何かが自分に語りかけてきたんだ。すごく新しくて、変わってて、清々しかった。力を与えてくれるみたいだった。よく分からないけど、ガキだった自分に響いたんだな。あんた(LL・クール・J)みたいになりたかった。Run-DMCみたいになりたかった。あのエネルギー、言いたいことが言えるあの感じ。自分の人生について語ってもいいし、自分が嫌だと思っていることについて語ってもいいし。初めてラップを聴いた日から惹きつけられて、そこからそれることがなかった」と彼は語っている。
◎「Eminem's thought process when writing ‘Stan’」音源
https://youtu.be/XzCsgb6Vl90
◎「Eminem and the power of hip-hop」音源
https://youtu.be/wxr-lJUg_ac
◎「Eminem on Slim Shady EP and signing with his idol Dr. Dre」音源
https://youtu.be/w-RIyLK8gBw
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