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2012/08/23

内村航平、歓声に笑顔で凱旋 「チーム力の高い団体戦だった」

 展示されたメダルの前で、コナミスポーツクラブの子どもたちから贈呈された“お手製”の金メダルを首から下げた(左から)藤井拓郎選手、内村航平選手、山室光史選手、田中佑典選手
 「KONAMI 競技部 ロンドンオリンピック日本代表選手報告会」が23日、東京都内で行われ、体操男子日本代表の内村航平選手、山室光史選手、田中佑典選手、競泳男子日本代表の藤井拓郎選手が出席した。
 個人総合で金メダルを獲得した内村選手は「皆さんのご声援のおかげで見事金メダルを取ることができ、大変うれしく思っています」と笑顔であいさつ。
 ロンドン五輪については、団体戦のあん馬の演技でのミスを「最初4位と表示され、チームに何と声を掛けていいか分からなかった。その後、コーチの抗議で2位に変わったけど、正直そのときは4位も2位も変わらないという気持ちだった」と振り返った。
 さらに「よくよく考えると、チーム全員で頑張って勝ち取った銀メダルなのに、自分だけそういうふうに勝手に思っていいのかという気持ちがあった。今思い返すとチーム力の高い団体戦だった。4年後にこのチームでリベンジできたら…」と心境の変化についても語った。
 一方、団体総合決勝の跳馬で着地に失敗して負傷し、車いすでの登場となった山室選手は「皆さんが応援してくださっていたのに、途中でけがをして演技ができなくなって、いろいろな方にご迷惑を掛け、僕自身情けない試合だったと思う」と反省の弁を述べた。また、2週間前に受けた手術が成功したことを明かし「これからリハビリなど大変なこともあるけど、一度体を休めるのに適した時間だと考えを切り替え、また新しいスタートを切りたい」と今後の活躍を誓った。
 選手が獲得したメダルは、8月24日~26日、東京ミッドタウン キャノピー・スクエア(ミッドタウンウエスト1F)で午前11時~午後6時まで展示される。

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