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2010/02/18 00:00

ニュー・アルバムとツアーでシーンに復帰

TONICの8年ぶりのアルバムは、フロントマンのEMERSON HARTによると、なんの大騒ぎも強制もなく自然に出来上がったという。

「僕たちはじっくり考えもしなかったんじゃないかな。自分たちらしいことをやるためにゆっくり休みを取りたかったんだ」とHARTは前作『HEAD ON STRAIGHT』をプロモートするツアーのあと、2004年から始まったトリオの休業期間について語る。「そして、僕たちは一緒に座ってディナーを取りながら、『今なら僕たちにも言うべきことがあると思う。もしかしたらバンドとしてそれを言えるかもしれない』って感じになって、そんなふうに仕事を進めていったんだ」

HARTとメンバーのJEFF RUSSOとDAN LAVERYは、5/4に429レコーズから発表される『TONIC』のマテリアルを2009年夏に、主にナッシュビルにあるHARTの家で書き始めた。グループは秋にハリウッドにあるコンウェイ・スタジオで、プロデューサーのNATHANIEL KUNKELとドラマーのPETE MALONEYとともに1ヶ月かけてレコーディングした。アルバムの11曲はTONICのこれまでの3枚のアルバム同様フックの効いたメロディック・ポップ・サウンドで、ロック・ソング(「BEGGER THAN」、「RELEASE ME」など)ともっとメロウな曲(「NOTHING IS EVERYTHING」、「RESOLVE」)を合わせながら、「PRECIOUS LITTLE BIRD」のような変化球も混ぜ込んでいる。

「最終的に僕たちは今の自分たちの在り方にふさわしい素晴らしい作品が作れたことにホッとしているんだ。僕たちは今までそんな大きな落とし穴に陥ったこともないしね」

TONICはアルバム発表後、夏の間中ツアーに出る予定だ。「クラブや小さなシアターなんかを回るんじゃないかな。もう12,13年以上もやっていて、今でもそれで生計が立てられているんだから素晴らしいよね」

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