2012/08/21
2011年のフランス年間興収で『ハリー・ポッターと死の秘宝Part2』『パイレーツオブカリビアン/生命の泉』を抑え、ナンバーワンを記録した映画『最強のふたり』。その特別試写会にて泉谷しげる&綾戸智恵が登壇した。
全身不随で車椅子の大富豪と、彼を介護することになったスラム育ちの青年。価値観の全く違う2人の友情を描いた今作は、東京国際映画祭でも史上初の3冠を獲得し、ここ日本では9月1日から公開される。それに先駆け8月20日 車椅子でも鑑賞できる特別試写会が浜離宮朝日ホールにて開催され、上映前にシンガーソングライターの泉谷しげる、自身も介護経験のあるジャズシンガー 綾戸智恵が登場。
泉谷は「お母さんの介護をして、尊敬してる! 俺の面倒もよろしくな!」と笑いを交えながら綾戸を称賛。綾戸は「寝癖がついたままでセットする。今日のオレでええねんっていう視線がいい」と泉谷の印象を真面目に答えたのだが、彼が「今は(髪が)ないけど。これも障害(笑)」と本作のドリスのようなブラックジョークを繰り広げた。
また、映画の感想を聞かれて泉谷は「下品な会話の連発」と笑いながらも、「フィリップは丁寧に扱うことを嫌がっている。ドリスは障碍者に対しての壁を平気で超えるところが素晴らしい。可哀想と同情するより正直でいいと思う」と真面目に答え、綾戸も「素の自分で接すると相手も素を出せるしね。人は一人で完璧っていうのはなく、違うもの同士が融合して最強になる」と作品の魅力と共に人と人との繋がりの重要性を説いた。
最後に、泉谷は「大した映画じゃない(笑)それぐらいの気持ちで肩をはらずに観て欲しい」と、綾戸は「この映画を全員に、すべての世代の人に観て欲しい。いろんな立場の人がいて、ものすごく身近な映画。楽しんでください」と映画の感想を述べている。
◎映画『最強のふたり』
9月1日(土)TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、新宿武蔵野館他 全国順次公開
配給:ギャガ
(C) 2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像