2018/08/07 16:20
タイラー・ザ・クリエイターがGQ Styleとの最新インタビューで、カニエ・ウェストの楽曲の感想やエミネムへの憧れ、そしてラジオに対する願望などについて、独特の考えを披露している。
27歳の彼はカニエの最新アルバム『Ye』の最後の曲「Violent Crimes」(ヴァイオレント・クライムズ)について、「あのコードに反応するんだけど、どうしてなのか説明できない。俺はいつもコードについて喋ってるからすごいオタクみたいに聞こえるだろうけど、自分が4歳の頃からいつも“斜めってる”とか“上がってる”とか言ってたんだよ、コードが何なのか分かってなかったから。でも俺はそうやって体で音楽の影響を感じてた」と説明している。
そして、「一番最近ではあの曲に反応したな。1から10で言えば12くらいの感覚で、涙が出てきた。説明できなかった。自分が死んだ時に説明してもらいたいな」と彼は語っている。
また、自分の楽曲がなかなかラジオでブレイクしないことに関して彼は、「かけてもらおうとはしてるんだよ」と言い、「今のところあまり成功してないけれど、いつかその時がくるよ。次のアルバムじゃなければ、その次の3枚とかで」と興味がないわけではないことを強調した。
「メインストリームの世界に達することができる一定の声のトーンがあると思うんだ。ジェイ・Z、カニエ、ドレイク、ケンドリックとかがそうだ。彼らの声が生きている世界だ」と彼は持論を展開し、「あまり高くキーキーしてなくて、あまり低くベースっぽくなくて、あまりザラザラかすれてなくて。人間にとって聴きやすい域にある。俺がそういう声を持っていないのは確かだ。そして欲しかったなってすごく思うんだ」と語っている。
エミネムについては、「彼は自分がラップを始めたきっかけで、今でも一番好きなラッパーの一人なんだ。彼とぶらぶらターゲット(米国のディスカウント百貨店チェーン)で何日か過ごしてみたいな。それでカモに餌をやったりしてから、すげー変なドイツのダブ/プログレ/ロック/インダストリアル音楽を聴いてそこから何ができるか試してみたり。無条件で」と彼は願望を語り、「自分の最初の2枚のアルバムではエミネムみたいにラップしたかっただけなんだよね」と明かしている。
◎GQ Styleによる投稿
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