2018/08/07
ビヨンセが2018年8月6日に公開された米ヴォーグ誌の9月号の表紙を飾り、巻頭インタビューに応じた。昨年双子を出産したことでも大きな話題になった彼女だが、復帰後初のステージとなった【コーチェラ・フェスティバル 2018】では圧巻のパフォーマンスを見せつけ、現在敢行中の夫ジェイ・Zとのジョイント・コンサート【オン・ザ・ラン・ツアー2】は好評を博しており、ザ・カーターズ名義で突然リリースしたジョイント・アルバム『エヴリシング・イズ・ラヴ』も大反響を呼ぶなど、今年に入ってからも絶好調の彼女の一挙一動から目が離せない。
正に“クイーン・ビー”と呼ぶにふさわしい貫禄の彼女だが、ヴォーグのインタビューでは初めて双子の出産について語っており、実は難産で緊急帝王切開だったことを明かしている。心身共に大変だった時に支えてくれたジェイ・Zへの思い、注目された今年の【コーチェラ】のパフォーマンスの意図、そして後進の育成に関する考えなど、様々な話題について率直に語っている。
2017年6月に男女の双子、サーとルミを出産したビヨンセだが、「私と赤ちゃんたちの健康が危機にあったから緊急帝王切開を受けた。新生児集中治療室に何週間も入院していた」と明かしており、「夫は闘士だったし、私にとって非常に強力なサポート・システムだった。彼の強さ、そして男性、親友、父親として彼が進化するのを目の当たりにできたことを誇りに思う」と彼女はジェイ・Zについて語っている。
“Beychella”とまで呼ばれた今年の【コーチェラ】のパフォーマンスについて彼女は、「はっきりとしたビジョンがあった」と述べ、「もう見えていたし、聞こえていたし、自分の中に書かれてあったから、とても明確にできた」と話している。内容については、「ある日ルミを寝かしつけながら何気なく“ブラック・ナショナル・アンセム”(アメリカ黒人国歌とも呼ばれる「Lift Every Voice and Sing」)を歌っていた。それから毎日彼女に鼻歌で歌ってあげるようになった」ときっかけを明かし、「ステージや会場にいた若者たちのほとんどが【コーチェラ】の前はブラック・ナショナル・アンセムの歴史なんて知らなかったことも分かっている。でもあの曲がもたらす感情は理解できたはず」と語っている。
そして、「私たちが想像できるよりはるかに多くのものを犠牲にした全ての人々への賛美だった。有色人女性があのようなフェスティバルのヘッドライナーを務めることが歓迎されるくらい世の中を前進させてくれた人々への」と彼女は思いを語っている。
今号のヴォーグの表紙では初めてアフリカ系アメリカ人フォトグラファーが起用された。若手アーティストにチャンスを与えることの意義についてビヨンセは、「様々な民族によるモザイクのような視点がレンズの向こう側になければ、世界の実際の姿を狭いアプローチと視点からしか捉えることができない。だから私はTyler Mitchell (タイラー・ミッチェル)というこの23歳の才気あふれたフォトグラファーと仕事がしたかった」と話している。
最後に彼女は自身の成功と豊かな人生について、「今は感謝の気持ちが強い。私は自分を受け入れて、自分の魂と芸術性を隈なく探索し続ける。もっと学び、もっと教え、めいいっぱい生きたい。自分が満たされ、刺激を受けるものの中に身を置くことを選択できるところまで来るために長時間熱心に取り組んできた」と彼女は語っている。
◎米ヴォーグによる投稿
https://www.instagram.com/p/BmI2mNWgm3H
https://www.instagram.com/p/BmI4IYWgoBj
https://www.instagram.com/p/BmJRGBLgpqS
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