2018/08/06
ドレイクの『スコーピオン』が、184,000ユニットで4週目の首位を獲得した、2018年8月4日付の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で、ケンドリック・ラマーの『グッド・キッド、マッド・シティー』がチャートイン300週の節目を迎えた。
“Billboard 200”は、週ごとに“トラディショナル・アルバム・セールス(TEA)”と呼ばれる従来の形態で販売されたアルバム数と、トラックごとのデジタル販売10回分を1アルバム・ユニットとして換算した“トラック・イクィヴァレント・アルバム(TEA)”と、ストリーミング再生数をアルバム数に換算した“ストリーミング・イクィヴァレント・アルバム(SEA)”を合算している。
『グッド・キッド、マッド・シティー』は、ヒップホップ作品として4作目となるチャートイン300週の快挙を成し遂げた。これまでヒップホップ・アーティストとしてこの記録を達成したのはエミネムのみで、『リカヴァリー』(現在チャートイン312週)、『ザ・エミネム・ショー』(同354週)、『カーテン・コール』(同403週)の3作品がいずれもチャートイン300週を突破している。全ジャンルでは、計22作品がこの偉業を成し遂げており、トップを独走しているのは937週チャートインしているピンク・フロイドの『狂気』で、続くボブ・マーレイ&ザ・ウェイラーズの『レジェンド:ザ・ベスト・オブ…』は532週となっている。
2012年11月10日付のチャートで2位に初登場した『グッド・キッド、マッド・シティー』は、2014年12月6日付のチャート週で唯一200位以下に転落しており、惜しくも300週連続チャートインとはならなかった。
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