2018/08/06 07:00
8月6日は80年~90年代のファンク界でベーシスト/プロデューサーとして活躍したリック・ジェームスの命日。
リック・ジェームスは1948年2月1日、アメリカ・ニューヨーク州バッファローのスラム街で私生児として誕生した。青春時代に音楽に目覚め、バンド活動をスタートさせる。キャリア初期にはニール・ヤングとバンドを組んでいたこともあるジェームスだが、本格的に注目を集めることになったのは、モータウン系列のレーベルからリリースしたソロデビュー作『Come Get It!』(1977年)のヒットから。以降「ギヴ・イット・トゥ・ミー・ベイビー」(1981年)や、のちにM.C.ハマーが「U・キャント・タッチ・ジス」で大胆にサンプリングし脚光を浴びた「スーパー・フリーク」(1981年)、「ダンス・ウィズ・ミー」(1982年)などのヒット曲を生み出し、ダンスチャートの常連に。また女性シンガーのティーナ・マリーを発掘し成功に導くなど、プロデューサーとしても手腕を発揮した。
しかし、日頃からドラッグ、暴力、それらによる警察沙汰、さらには訴訟や刑務所への収監など、まるで「スキャンダルのデパート」のような破天荒な生活を送っていたリック・ジェームス。そのため、キャリア危機が何度も訪れたが、類稀なる才能とセンス、そして独特の色気とキャラクターで数多くの名曲を生み出し、ファンク界のみならず、のちの音楽シーンに絶大な影響を与えた。2000年代以降も多くのアーティストに楽曲がサンプリングされ、再評価を受ける一方、健康状態は悪化。2004年8月6日、ロサンゼルスの自宅で心不全により56歳の若さでこの世を去っている。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
櫻坂46、谷口愛季が座長を務める【BACKS LIVE!!】閉幕「私たちを推して損はさせません。これからもついてきてください」
2
<イベントレポート>藤井フミヤ、公式アンバサダーを務める没入型展覧会【クリムト・アライブ】に登場「もっと日本の人に知ってもらいたい」
3
BE:FIRST、Oguri(s**t kingz)&SOTAが振り付け「街灯」ダンスパフォーマンス映像を公開
4
【Hot Shot Songs】Number_i「LAVALAVA」首位、シャキーラ“洋画歴代2位”『ズートピア2』劇中歌の広がりに注目
5
<ライブレポート>BAND-MAID、ファンと共に創り上げた渾身のツアーファイナルを経て世界へ
インタビュー・タイムマシン
注目の画像