2018/07/12 14:10
2018年7月11日に公開された米女性誌エル(ELLE)8月号の表紙を飾ったアリアナ・グランデが、昨年英マンチェスターのコンサート会場で発生した自爆テロ事件後の精神状態についてや、SNS時代に自分の意見を発信することの難しさなどについて巻頭インタビューで率直に語っている。
アリアナは英マンチェスターの事件についてあまり多くを語りたがらない。まだ心の傷が癒えてないことも理由の一つだが、それよりも被害者の体験談を目立たなくしてしまうことを危惧しているからだ。今回のインタビューでも事件後の自身の精神状態について少し語るだけにとどめている。彼女は、「ツアーから帰った後、ひどいめまいに何度も襲われて、呼吸ができない感覚に陥った」と明かし、「機嫌がよくて、元気でハッピーな時に、急に襲ってきた。それまでもずっと不安神経症だったけれど、身体的な症状が現れたのは初めてだった。2か月程絶え間なく不安定だった」と語っている。
インタビュアーに“マンチェスター”と切り出されただけでアリアナの目から一筋の涙が流れたと記事には書かれている。「あのようなことを直接体験すると、全てにおいて考え方が変わる」と話す彼女は、今でもステージに上がるのが怖いことがあるが、ファンに力をもらっているという。「あの若い子たちが会場をいっぱいにしてくれることにこの上ない刺激を受ける。みんな笑顔で、“憎悪は絶対に勝てない”ってサインを掲げてるのよ。私がステージに上がってあの子たちの力になってあげないでどうするの?」と彼女は話している。
アリアナは元々はっきりと自分の政治的スタンスや考えを述べるタイプの有名人だったが、事件後も萎縮することなくSNSなどで意見を発信し続けている。反発はないのかと聞かれると彼女は、「あるに決まってる!何についても何かを言えばノイズがたくさん返ってくる。でも言わなければ自分がここにいる意味がないじゃない?みんなが自分と同意してくれるわけじゃないけれど、だからと言ってただ黙って歌を歌うなんてことはしない」と語っている。
そして彼女は、「私は他の人を思いやる人になる。アライ(支援者)になって、自分の特権を利用して人々を教育する手助けをする」と話し、アーティストとは、「人々を助けて慰めるだけじゃなくて、違う考え方をするよう促したり、一石を投じたり、人々の精神的な境界線を広げること」が役目なのだと語っている。
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