2018/07/05
ディプロが、自身のキャリアを追った短編ドキュメンタリー『フロリダ・トゥ・カリフォルニア』を公開し、2004年のデビュー当時からの音楽業界の移り変わりについて触れた。
Kyle DePinnaが手掛けた約8分の映像の中で、特に興味深いのはディプロがヒップホップに対する想いを語るシーンだろう。彼は「ヒップホップはすべてだ。ヒップホップは様々な要素のマッシュアップだ」と話している。
ドキュメンタリーは、駆け出しの南フロリダ時代から、スターダムにのし上がったフィラデルフィア時代、そして彼が現在拠点をおき、最新EP『カリフォルニア』がレコーディングされたカリフォルニア州に至るキャリアの軌跡をたどっている。
2004年のデビュー・アルバム『フロリダ』について彼は、「ラッパーが何人か参加した“フロリダ”を作った時には、全面的なフィーチャー・アルバムを作れる気がしなかった。その頃ヒップホップには、(今のような)何でも可能だ、というオープン・マインドな空気感はなかった。ラッパーは好きなことを何でもできる。色々トライすることが可能だ。指図されるわけでもない。今となっては、彼らはジャンルに縛られていなんだ」と振り返っている。
自身のレーベル<マッド・ディセント>から2018年3月にリリースされた『カリフォルニア』には、ムー、D.R.A.M.、リル・ヨッティ、デザイナー、サンティゴールドがフィーチャーされている。6月後半には本作の収録曲のリミックスに、『デッドプール2』のサウンドトラックに起用された「ウェルカム・トゥ・ザ・パーティ」を加えた作品がSouldcloudで公開されていた。
ドキュメンタリーには、ディプロの友人やコラボレーターのジャスティン・ビーバー、マドンナ、スヌープ・ドッグ、ポスト・マローン、M.I.A、フレンチ・モンタナ、スティーヴ・アオキ、スクリレックスらが出演している。
◎『フロリダ・トゥ・カリフォルニア』映像
https://youtu.be/6A9l4lnKC8U
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