2012/08/14
全国ツアー【RUN FOR TOMMOROW HALL TOUR 2012 Unplugged Live】を開催中の長渕剛。7月22日 神奈川県民ホール公演中に負傷したが、全治予定の倍の速さで再びステージに立った。
左膝内側側副靭帯損傷で全治6週間の診断を受けていた長渕だが、僅か3週間後の8月12日 福島 郡山市民文化センターにて復活ステージを実現。「福島! 帰ってきたぞ! 今日は我慢がならねえな! 一緒に怒りの拳を上げて、最後までいくぞ~! 本当に会いたかったぜ、俺! だから見て! 足、治ったよ! この日のためにみんなと約束して、この一年ずっと頑張ってきたんだ。みんなも、この日を夢見て、こうやってまた会えた! だから今日は、本当に最高の夜にしようぜ! 思いっきり心のなかにあるもの、拳を突き上げて、大声で歌おう!」と、全20曲、2時間半超のパフォーマンスを展開し、膝を負傷していることを匂わせず、むしろ肉体と精神の強靭さを浮き彫りにした。
なお、長渕はこの3週間、故郷 鹿児島に帰ってリハビリに専念。それは、東日本大震災以降、初となる本格的なコンサートツアーをずっと待ち詫びている東北、そして福島のファンに必ずや会わなければならない……その一念に尽きた。また、同公演は、再会を約束した子供たちと1年ぶりに会う日でもあり、彼は「今日、来てくれてるんだよ」とステージに招聘。照れくさそうにステージに上がった子供たちは、長渕のまわりを体育座りで囲み、「ガーベラ」のキラキラ鳴るアコースティックギターの音色と歌に耳を傾けた。
そして、長渕は「俺は約束する。絶対にみんなのことは忘れないから。そして今日、君たちと出会ったこの福島をもっともっと全国に忘れないように伝えていく。福島の夜をいつまでも忘れないでいるから、どんなに辛くても今日のこの時を忘れないで。ありがとう! また会おうぜ! 今度会う時まで、絶対に元気でいなくちゃダメだぞ!」と、最後に結んでいる。
盛岡、仙台、そして振替えとなった札幌公演の3本を残すのみとなった同ツアー。8月15日 仙台サンプラザホール公演は、アジア各国含む全163の映画館で“ライブシネマ”として生中継されることが決まっている。
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