2018/06/27
セリーヌ・ディオンの10年ぶりの来日公演が、6月26日に東京ドームにて開催された。
セリーヌは2008年の来日後、2014年に東京、愛知、大阪の3都市4公演からなるジャパン・ツアーを予定していたが、夫の看病と自身の体調不良によりキャンセル。今回、待望の来日であることに加え、日本ツアーは東京の1公演のみの開催となり、満員の観客が場内を埋め尽くした。
オープニング・アクトの後、ステージが暗転するとゴールドのパンツスーツに身を包んだセリーヌが登場。自信初の全米No.1曲となった「パワー・オブ・ラブ」がスタートすると、場内は大きな歓声に包まれた。続けて、「ザッツ・ザ・ウェイ・イット・イズ」で場内に手拍子を呼びかけると、「こんばんは東京、みんな元気?」と日本語で挨拶。来日できたことへの喜びと、日本への愛と感謝を述べた。
「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」で、今なお健在な高音を響かせた後は、バックコーラスの男性とともに、1stシングルとしてリリースした「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」で美しいハーモニーを披露。そして最新曲であり、映画『デッドプール 2』のオープニングテーマ「アッシュズ」を日本初披露した。
冒頭では「少し緊張しているの」と漏らしたセリーヌだったが、「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」のリリース時を振り返りながら、「とってもとってもとっても昔のことよ」とおどけた顔を見せたり、「アッシュズ」の歌唱前には、「あの映画の曲を歌いたいんだけど、ほら水に沈む…」と、「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」を期待する観客をからかうようなMCを織り交ぜたりするなど、茶目っ気たっぷりのトークが満載。東京ドームという会場の広さを全く感じさせない親密さを作り上げる様は、さすがだ。
その後も、「オール・バイ・マイセルフ」でバンド演奏を伴わず、サビの部分を伸びやかに歌い上げると会場の熱気は最高潮に。そこからも場内の温度を落とすことなく、プリンスの「キッス」、「パープル・レイン」、アイク&ティナ・ターナー「リヴァー・ディープ・マウンテン・ハイ」を立て続けに披露し、最後はもちろん「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」。真っ暗なステージにイントロが流れると、会場から安堵ともとれる拍手が沸き、圧巻の全22曲のパフォーマンスが幕を閉じた。10年ぶりという時間を感じさせないどころか、進化し続けるパフォーマンスで場内を魅了したセリーヌ・ディオン。本公演の模様は、8月25日にWOWOWにて放送される。
◎番組情報
WOWOW『セリーヌ・ディオン ライブ・アット・東京ドーム2018』
2018年8月25日放送
番組内でハイブリッドキャストを活用した4K視聴実験を実施。
放送中「4Kで見る」ボタンがテレビに表示された人は、 番組を4K映像で視聴可能。
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