2018/06/08
リル・ウェインが<キャッシュ・マネー・レコード>(Cash Money Records)と争っていた訴訟で和解が成立したと弁護士のロン・スウィーニーが声明で発表した。
米ビルボードへの声明の中でスウィーニーは、「和解契約に従い、本件は当事者全員が満足できる円満解決に至った。詳細に関しては、これ以上明かすことは法的に禁じられている。私の依頼人が喜んでいることだけは言える。彼は自由の身であり、自分の資産、音楽、そして自分自身を所有している。いつかウェインは今後どうなるのかについてファンに報告するだろう」とコメントしている。
ウェインとキャッシュ・マネーの社長であるラッパーのバードマンはかつて家族のような関係だったが、ここ数年は公に対立していた。ウェインは2015年にキャッシュ・マネーを相手取り、契約に違反してアルバム『Tha Carter V』の発売を何回も遅らせ、何百万ドルもの支払いを留保したとして5,100万ドル(約56億円)の賠償金を求めて提訴していた。
2018年6月7日にThe Blastが和解について報じていたが、同サイトが入手したウェインの弁護士によって裁判所に提出された文書には訴訟の全当事者が前進する意欲があり、訴訟を取り下げる用意があると記載されていた。関係者によるとウェインは1,000万ドル(約11億円)以上の和解金を受け取ったとされるが、広報戦略担当者のカレン・シヴィルはこの金額について異論を唱えている。
レーベルと和解したことでリル・ウェインは『Tha Carter V』をようやくリリースできることになったかもしれない。
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