2018/06/12
韓国グループTRITOPS*がファンクラブ会員限定のライブ【TRITOPS* PREMIUM LIVE】を2018年5月27日にビルボードライブ東京で開催した。本レポートは昼公演の模様をお届けする。
昨年に引き続き、TRITOPS*が今年も戻ってきた。この日、会場を色とりどりのライトが光り輝き、普段のビルボードライブとは違う雰囲気を醸し出している。ステージにはピアノとストリングスが待機し、大人なショーが期待できそうだ。
客席の合間を縫って登壇したヒョンムン、ウゴン、イルグンは、「さくらぶ」でショーをスタート。思い思いにペンライトを振るever green(ファンの総称)との近さに、メンバーも「恥ずかしくて見えない」と少し照れ気味の様子だが、それはファンも同じだろう。憧れのメンバーが手を伸ばせば掴めるほど、近くにいるのだから(実際、掴めてしまうだろう)。最近まで、それぞれソロ活動をしていた3人にとって、本公演は3人での久しぶりのライブだったようだ。「あなたのために」では、ヒョンムンのギター演奏に合わせ、そのブランクを見せつけない見事なハモリを見せる。ストリングスとの相性もばっちりだ。その後、一旦、メンバーがステージから降りると、これからソロ演奏へと進んでいく。
ソロコーナーの一人目は、ウゴン。ノラ・ジョーンズの「ドント・ノー・ホワイ」や、ジョン・レジェンドの「オーディナリー・ピープル」では、甘くもあり、男性らしさも残した感動的なステージを見せる。ボサノヴァ調の「サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」や、ジャジーな「我が心のジョージア」など、曲ごとに表情を変えるステージでは、どれもオリジナルに匹敵するほどの力強い歌声を見せつけた。
次に登場したのは、イルグンだ。先ほどのウゴンとは様変わり、終始、緊張を見せていたイルグンだが、パフォーマンスに入ってしまえば、その緊張感はなんのその。自身が好きな歌手の楽曲を揃えてきたイルグンは、前回も歌ったサム・スミスの「レイ・ミー・ダウン」、イ・ムンセの「口笛」、クリス・ハートの「I LOVE YOU」など、日英韓3か国語の歌を計5曲披露。ピアノ伴奏に合わせたバラードで観客の心を掴んだ。
最後はリーダーのヒョンムン。ソロパートの1曲目に選んだのはショーン・メンデスの「マーシー」で、前2人とは打って変わって、自身がピアノを演奏する。他には、AIの「Story」、ドラマ『シークレット・ガーデン』より「その男」など、男性そして女性目線で書かれた“誰かを想う”楽曲を披露し、ファンの心を温める。緊張で歌詞が飛ぶハプニングもあったが、ファンのために用意した渾身のソロパートでは、一曲ずつ心を込めて歌う姿が印象的だった。
再び3人がステージに戻ると、ソロよりも3人一緒のほうが安心しているような、彼らの表情を垣間見た。「ノラネコ」「伝えたいこと」で本編を締めた3人は、すぐさまステージに戻り、アンコールへ。韓国でのライブを控えており、そこには兵役中で今回ライブ出演ができなかったユジュンが参加することを発表しファンを喜ばせた3人。「明るい気持ちで歌いましょう」と、「365日」では“ヘイ!”というコール&レスポンスとともに会場を沸かせ、ライブは終了した。ステージを降りる3人の姿に涙し、ハンカチで目頭を押さえるファンを多々目撃。メンバーもever greenも全員、素敵なひと時を過ごしたことだろう。
Photos by KYOKA UEMIZO
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