2018/06/01
コートニー・ラヴが、娘のフランシス・ビーン・コバーンの元夫アイゼイア・シルヴァ(Isaiah Silva)に訴訟を起こされた。ラヴの夫だった故カート・コバーンが1993年に収録した有名な『MTVアンプラグド・イン・ニューヨーク』のパフォーマンスで使用したギター、マーティンD-18Eを巡り、数名の協力者と共に現在の所有者であるシルヴァの殺害を企てたとされる。
ラヴと共に訴えられている数名の中にはブリトニー・スピアーズが2007年に迷走していた頃のマネージャーだったサム・ルトフィ(Sam Lutfi)も名を連ねており、フランシス・ビーンにドラッグを提供したとされる他、誘拐、殺人未遂、不法監禁、恐喝等で起訴されている。また、『13の理由』に出演している俳優のロス・バトラー(Ross Butler)も共犯者として訴えられている。
ロサンゼルス郡で起こされた民事訴訟の起訴状によると、ラブとルトフィとバトラーは協力してシルヴァに対し、不法侵入、盗難、住居侵入、強盗、暴行、誘拐、そして殺人を企て、何百万ドルもの価値があるとされるギターを奪おうとしたとされる。
ラヴとフランシス・ビーンの関係者は米ビルボードに対し、「フランシスと家族は前例のない法的な力の猛威をもって戦う準備はできており、勝利を得るだろう」とコメントしている。米ビルボードは現在ラヴの代理人にコメントを求めている。
2016年にフランシス・ビーンとシルヴァが離婚してから、このギターは一般の関心の的となり、離婚調停の争点にもなっていた。このレアな1959年マーティンD-18Eアコースティック・エレクトリック・ギターはたった1年間しか製造されず、左利きだったコバーンは逆さまで弾けるようにブリッジとナットを改造していた。ラヴはこのギターを“家宝”と呼び、「(シルヴァ)が持ち去るべきものではない」と発言していた。
このギターは二人が結婚する6か月前の2014年にフランシス・ビーンがシルヴァに交際記念日のプレゼントとして贈られ、この際ギターを倉庫から持ち出すにはラヴの許可も必要だったと訴状に記載されている。
また、2016年2月にフランシス・ビーンがシルヴァの元を去り、その1か月後に離婚の申し立てをした際にもギターを返してほしいとは言われなかったが、その後ラヴと彼女のビジネス・マネージャーであるルトフィが介入した途端にギターと一部の財産を巡る争いが命に関わるレベルにエスカレートしたとシルヴァは主張している。
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