2018/05/30
2018年6月4日付(集計期間:2018年5月21日~5月27日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、椎名林檎のトリビュート・アルバム『アダムとイヴの林檎』が総合首位を獲得した。
椎名林檎のデビュー20周年を記念し、宇多田ヒカルや木村カエラ、私立恵比寿中学やLiSAといった、ジャンル様々なアーティスト14組によるカバーを収録した『アダムとイヴの林檎』は、初動3日間で17,432枚、初週累計では27,020枚を売り上げて、フィジカル・セールス5位を獲得。1位との差は約24,000枚で、ルックアップも8位と少々伸び悩んだが、ダウンロードでは9,047ユニットを売り上げ、大差で1位となっており、これがフィジカル領域での遅れを取り戻す形で、総合順位をトップに押し上げた。
結成10周年を迎え、自身初の東京ドーム公演を2日間にわたって開催したばかりのももいろクローバーZ。その周年記念日にリリースされたベスト・アルバム『MOMOIRO CLOVER Z BEST ALBUM「桃も十、番茶も出花」』は、初動3日間時点で39,925枚を売り上げてフィジカル・セールス首位を走っていたが、週間では49,618枚となり、NCT 127『Chain』にトップの座を明け渡すことに。しかし、ダウンロード13位、ルックアップ4位と、この2指標ではNCT 127を大きく上回り、最終的な総合順位は2位に落ち着いた。NCT 127の日本デビュー・アルバム『Chain』は、初週累計51,058枚を売り上げてフィジカル・セールス1位となったものの、ダウンロード60位、ルックアップ51位と他指標を伸ばすことができず、総合では3位に留まった。
E-girlsの11人体制となってから初となるオリジナル・アルバム『E.G.11』が初週累計31,984枚、A.B.C-Zの通算5枚目アルバム『VS 5』が初週累計31,668枚と、フィジカル・セールス部門では僅差でそれぞれ3位、4位に入っていた両作。他指標では、『E.G.11』がダウンロード7位、ルックアップ19位となり総合4位、『VS 5』はダウンロード未解禁、ルックアップ22位となり総合5位に、それぞれエントリーした。
2018年5月16日に逝去した西城秀樹さん。彼の作品が、当週の“HOT ALBUMS”100位内に計3作チャートインしている。19位に『ゴールデン☆ベスト 西城秀樹 シングルコレクション』、20位に『ゴールデン☆ベスト デラックス 西城秀樹』、32位に『70'sシングルA面コレクション』と、いずれも彼のキャリアをなぞることができるオムニバス作品となっており、その突然すぎる別れを惜しむファンの多さを物語る結果となった。
◎【HOT ALBUMS】トップ20
1位『アダムとイヴの林檎』V.A.
2位『MOMOIRO CLOVER Z BEST ALBUM「桃も十、番茶も出花」』ももいろクローバーZ
3位『Chain』NCT 127
4位『E.G.11』E-girls
5位『VS 5』A.B.C-Z
6位『BLUE COMPASS』水瀬いのり
7位『BOOTLEG』米津玄師
8位『ゼノブレイド2 オリジナル・サウンドトラック』V.A.
9位『Complex』CHANSUNG(From 2PM)
10位『今日から私たちは ~GFRIEND 1st BEST~』GFRIEND
11位『LiSA BEST -Way-』LiSA
12位『LiSA BEST -Day-』LiSA
13位『グレイテスト・ショーマン(オリジナル・サウンドトラック)』V.A.
14位『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』BTS (防弾少年団)
15位『Future Soundtrack』ストレイテナー
16位『Anfang』Roselia
17位『Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW』Buster Bros!!!・MAD TRIGGER CREW
18位『I for U』柿原徹也
19位『ゴールデン☆ベスト 西城秀樹 シングルコレクション』西城秀樹
20位『ゴールデン☆ベスト デラックス 西城秀樹』西城秀樹
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