2018/05/25
『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督による最新作『30年後の同窓会』が、6月8日より公開される。
本作は、妻に先立たれ、戦地で最愛の息子を失い悲しみに暮れるドクが、亡くなった息子を故郷に連れて帰る旅に、30年間音信不通だった戦友・サルとミューラーを誘うところから物語がスタートする。過去の事件でトラウマを抱え、その後の人生が大きく変わってしまった3人が再会を果たし、まぶしかった青春時代と消えない心の傷を見つめ直すことでほんの少しだけ成長する様子が描かれている。
そして、この映画にとっては音楽も非常に重要な役割を果たしているとリンクレイター監督は明かす。シル・オースティン「Slow Walk」、ボビー・ヘルムス「Jingle Bell Rock」、エミネム「Without Me」、リヴォン・ヘルム「Wide River to Cross」などの使用楽曲の中でも、とりわけ映画に大きな影響を与えているのがボブ・ディランの名曲「Not Dark Yet」だ。『ビフォア・ミッドナイト』など過去3作品でタッグを組んできた音楽のグラハム・レイノルズと“ディランがこの映画の音楽を書いたら”と相談して選んだというこの楽曲は、ディランが病により死を意識した頃の心境が色濃く反映されているという。監督は、「ディランはこの映画全体に影響を及ぼしている。彼の音楽が(劇中で)3人が体験したベトナムと、ドクの息子が命を落としたイラク、2つの戦争を橋渡ししている」と語っている。映画『30年後の同窓会』は、6月8日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー。
◎『30年後の同窓会』予告編:
https://youtu.be/lM2MgKAsi5c
◎公開情報
『30年後の同窓会』
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
原作・脚本:ダリル・ポニックサン「LAST FLAG FLYING」
主題歌:ボブ・ディラン「Not Dark Yet」
出演:スティーヴ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーン
配給:ショウゲート
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