2018/05/20
5月21日付Billboard JAPAN総合国内洋楽チャート“Hot Overseas”で首位を獲得したエド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」。本作は、2017年1月23日付“Hot Overseas”で初登場首位を獲得して以降ロングヒットを記録し、今週で70回目のチャートインを果たした。また、アルバムの売上枚数のみを集計した”Top Album Sales”にも81位にチャートインしており、発売から1年以上経った今でも、デジタルだけでなくフィジカルセールスも堅調という異例のヒットを続けている。
今回の【深ヨミ】では、「シェイプ・オブ・ユー」の収録アルバムである『ディバイド』がどこで売れているのか、売上動向を販売チャネル別と地域別で調査した。まずSoundScan Japanのセールスデータによって、実店舗とECのどちらでより売れているのかをリサーチ。すると、今週の販売結果では全体に占める実店舗の割合は68.5%と、圧倒的に実店舗での売上の方が多いことがわかった。この傾向は今週だけではなく、発売当初から実店舗での売上がECを下回る週はなかった。
ちなみに今週のアルバム全体の売上では、全体に占める実店舗の割合は約49%と、ECの方が少し多い。その結果からも、『ディバイド』が平均よりもかなり実店舗での売上が大きい作品だということが分かるだろう。
では、具体的にどの地域で売れているのか、地域別で調査してみるとTop5は以下のようになった。
関東 38%
近畿 17%
中部 10%
九州 10%
東北 9%
さらに、地域別の人口比(総務省統計局による平成28年度都道府県別推計人口より算出)と合わせてみると比率はそれほど変わらず、地域による特性がほとんどないことがうかがえる。その結果から大都市や特定の地域に偏らず、広く全国で購入され、聴かれていることがわかった。売上を伸ばし続けた結果、店舗でもメインの販売スペースに設置され、さらに売上を伸ばし続けるというサイクルが起こっているのかもしれない。様々なチャートを1年以上、賑わせ続けているエド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」、さらなるロングヒットに期待したい。
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