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2018/05/10

デュア・リパ 一夜限りとなった超満員初単独公演ライブ・レポート

 「ニュー・ルールズ」がロングヒット中のデュア・リパが、2018年5月8日に、一夜限りの単独公演をZEPP TOKYOにて開催した。

 チケットは発売早々にソールドアウトとなり、会場にはデュアの印象的な太眉メイクを施したファンや、デュアを意識したファッションを身にまとった熱狂的なファンなど、幅広い年齢層の女性を中心に多く詰めかけ、早いうちにフロアは超満員に膨れ上がった。

 定刻から少し過ぎると、会場の照明が落ち、壮大なSEに合わせてドラム、ギター/キーボード、ベース/キーボードのバンド・メンバー3人が登場。力強いドラムのビートに合わせて、大声援を浴びながらデュア・リパが登場すると、1曲目に早速人気曲である「ブロウ・ユア・マインド」を披露。巨大なLEDディスプレイには大きな唇が映し出され、サビで投げキッスをするたびに黄色い声援が飛び交う。「トーキョー! 準備はいい?!」、「みんな愛しているわ!!」とファンへのコメントを挟みながら1曲目とは思えない熱量の高さで会場は既にライブ終盤のような盛り上がりを見せる。この日がアジア・ツアーの最終公演であることを告げると、2017年6月にリリースしたデビュー・アルバムから客演しているヒット曲まで惜しみなく披露していく。

 セクシーな踊りを見せたかと思えば、時おり少女のような屈託ない笑顔を見せるのも彼女の魅力の1つ。彼女の一挙手一投足に会場が黄色い声援を上げ、彼女に翻弄されていく。「ロスト・イン・ユア・ライト」や「ビー・ザ・ワン」では3人のバンド・メンバーによる力強いサウンドに合わせてデュアはステージを駆け巡り、ダンスフロアのように激しく踊り、かと思えば「シンキング・アバウト・ユー」ではスタンドマイク片手に力強くジャジーに歌い上げる。

 本編終了後、LEDディスプレイに大きく「WARNING(警告)」の文字が。「これはあなたをないがしろにしてきた連中の為の歌。参加したい人は中指を立てて」といったテキストが表示されると会場はヒートアップ。そのままアンコール1曲目となる「IDGAF」に流れ込んだ。曲の中盤ではライブならではのアレンジで「I don't give a fuck」を連呼し、会場をこれでもかと煽る。そして、この日最後の曲は公演当日に地上波テレビへ生出演し、その生パフォーマンスも話題になった「ニュー・ルールズ」。サビ以外も大合唱でデュアも会場のファンも、残りの力全てをこの曲にぶつける。パンパンに詰まったフロアのファンを全員座らせてからのジャンプは爽快の一言。曲を終えるとデュアは「今日は本当にありがとう! また近いうちに会いましょう!!」と言いステージを後にした。

 リアルな力強いメッセージで世界中の共感を呼び人々を魅了していくデュア・リパ。彼女のデビュー作にボーナストラック5曲を追加収録した『デュア・リパ(ジャパン・スペシャル・エディション)』は絶賛発売中だ。


◎デュア・リパ来日公演セットリスト
Blow Your Mind (Mwah)
Dreams / No Lie
My Love
Lost in Your Light
Garden
Last Dance
Be The One
Thinking 'Bout You
New Love
Genesis
Scared To Be Lonely
Homesick
No Goodbyes
Hotter Than Hell
Begging
~アンコール~
IDGAF
New Rules

◎リリース情報
『デュア・リパ(ジャパン・スペシャル・エディション)』
2018/4/25 RELEASE
WPCR-18032 1,980円(tax out.)

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