2018/04/22
4月23日付のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で、松任谷由実『ユーミンからの、恋のうた。』が、102,645枚を売り上げて首位を獲得した。
今作は、2012年11月にリリースされた前作ベスト『日本の恋と、ユーミンと。』に続く二部作であり、前作には未収録だった45曲が収録されている。また、同日付の“Top Albums Sales”では、『日本の恋と、ユーミンと。』も7位に浮上する強さを見せている。
今回は、SoundScanJapanより、『ユーミンからの、恋のうた。』と、『日本の恋と、ユーミンと。』の4月23日付の売上と、イーコマース/実店舗の売上割合を抽出。その差異を調査した。
『ユーミンからの、恋のうた。』
2018/4/11 RELEASE
売上枚数:102,645枚
EC:59%
STR:41%
『日本の恋と、ユーミンと。』
2012/11/20 RELEASE
売上枚数:7,485枚
EC:66%
STR:34%
※EC=イーコマース STR=実店舗売上
2作品とも実店舗よりイーコマースが勝っており、どちらも似たような割合になっていることがわかる。このことから、通販サイト等で2作品セットで購入したユーザーが多く、そういったこともイーコマースの割合が増えたのではないかと考えられる。
また、集大成的アルバム『日本の恋と、ユーミンと。』の大ヒットや、荒井由実時代の楽曲「ひこうき雲」が映画『風立ちぬ』の主題歌に起用されたこと、また本作のリリースに併せたメディア露出が前作より活発的に行われたことなどから、今までの購入層ではない層からも関心が集まり、本作のリリースを機に2作品とも手に入れたいと考えるユーザーが増えたことが推測できる。
夏には自身初となる【ROCK IN JAPAN FESTIVAL】出演、9月には本作を引っ提げた全国アリーナツアーが開催されるなど、45周年を迎えてもなお最前線を走り続ける松任谷由実。彼女の作品が世代を超えて愛されるのは、そんな彼女の不屈の精神が曲の中に隠れているからなのかもしれない。
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