2018/01/24
【第90回アカデミー賞】において作品賞、主演男優賞、脚色賞、歌曲賞の4部門にノミネートされた映画『君の名前で僕を呼んで』(原題:Call Me By Your Name)。昨年11月24日全米公開時より話題となり、アカデミー前哨戦の賞レースを席巻。52部門で受賞、203部門(1/23現在)にノミネートされている注目作だ。そんな中、スフィアン・スティーヴンスが歌う【アカデミー賞】<歌曲賞>ノミネート曲「ミステリー・オブ・ラヴ」を収録したサントラ国内盤が3月21日に発売されることが決定した。
1980年代 北イタリアの避暑地を舞台に、17歳と24歳の青年の、初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた映画『君の名前で僕を呼んで』。17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)と24歳の大学院生・オリヴァー(アーミー・ハマー)の出会いから、次第に惹かれあっていく模様が描かれる。
サントラには、その絵画のように美しいシーンとともに印象的に流れる音楽を収録している。USインディ・フォーク界の重鎮スフィアン・スティーヴンスが本作のために書き下ろしたテーマ曲「ミステリー・オブ・ラヴ」をはじめ、サイケデリック・ファーズや坂本龍一、ジョルジオ・モロダー等時代を映した80sヒットを収録している。これらは映画の舞台設定当時の雰囲気を出すために監督がセレクトしたものだという。
1975年米デトロイト生まれのシンガー・ソングライター、スフィアン・スティーヴンスは、監督たっての要望により2曲のオリジナル・ソングを提供することになった。映画の脚本からインスピレーションをうけて作曲されたテーマ「ミステリー・オブ・ラヴ」は、映画のヒットとともに人々の心をつかみ全世界で大反響を呼んでいる。「ススフィアンの歌で映画にもう一つの声が加わったと思う。彼の曲はナレーションのない映画のナレーションなんだ」と監督も絶賛する。またサントラにはシーンで爽やかに紡がれていく時間の中で流れるバッハやラヴェル、サティ等クラシック名曲からもセレクトされ、ジャンルレスに楽しめるコンピレーション・アルバムとなっている。
サントラ国内盤は3月21日発売となる。現在デジタル配信中で、輸入アナログ盤も発売中。アナログは初回仕様限定で盤面がブルー・ヴァイナルとなっている。『君の名前で僕を呼んで』は、4月27日に日本公開される。
◎「ミステリー・オブ・ラヴ」MV
https://youtu.be/gVVhHjyC04k
◎『君の名前で僕を呼んで』オリジナル・サウンドトラック トラックリスト
1. 「ハレルヤ・ジャンクション第1楽章」ジョン・アダムズ
2. 「M.A.Y. in the Backyard」坂本龍一
3. 「ベニスの愛」ロレダナ・ベルテ
4. 「パリス・ラティーノ」バンドレロ
5. 「官僚的なソナチネ(サティ)」フランク・グレイザー
6. 「カンタータ第140番『目覚めよと呼ぶ声が聞こえ』より~第4曲(バッハ)」アレッシオ・バックス
7. 「レディ・レディ・レディ」ジョルジオ・モロダー&ジョー・エスポジト
8. 「海原の小舟(ラヴェル:鏡より)」アンドレ・ラプランテ
9. 「フューティル・デヴァイセズ」スフィアン・スティーヴンス
10. 「ジャーミネイション」坂本龍一
11. 「ワーズ」F.R.デイヴィッド
12. 「エ・ラ・ヴィータ」マルコ・アルマーニ
13. 「ミステリー・オブ・ラヴ」スフィアン・スティーヴンス
14. 「レディオ・ヴァルサヴィア」フランコ・バッティアート
15. 「ラヴ・マイ・ウェイ」サイケデリック・ファーズ
16. 「妖精の庭(ラヴェル:マ・メール・ロワより)」ヴァレリア・セルヴァンスキー、ロナルド・カヴァイエ
17. 「ヴィジョンズ・オブ・ギデオン」スフィアン・スティーヴンス
◎リリース情報
『君の名前で僕を呼んで』オリジナル・サウンドトラック
2018/3/21 RELEASE
2400円(plus tax)
Sufjan Stevens Photo: Andrea Morrison
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