2018/01/10
エミネムが2017年12月にリリースした約4年ぶりのニュー・アルバム『リバイバル』は、成熟したともつまらなくなったとも受け取れる内容と“ポップ過ぎる”ゲストの面々に関して激しい批判を引き起こしているが、彼が甘んじて受け入れる筈もなく、それらの否定的な反応へのアンサー・トラックとも言うべきリミックスをドロップした。
2018年1月8日に公開された「クロラセプティック」の痛烈なリミックスには、オリジナル版でフックをラップしていただけだったフレッシャーの新たなヴァースが入っている他、2チェインズもフィーチャーされている。トラップ・テイストのオリジナルではゆったりと落ち着いたフローを聴かせているエミネムだが、リミックスでは“Rap mature, why can't you be like Macklemore? Huh?”(成熟したラップ、なんであんたはマックルモアみたいになれないんだ、え?)などとファンの批判を皮肉りながら、自らの思いを畳み掛けるように激しくぶつけている。
アルバムからの1stシングル「ウォーク・オン・ウォーターfeat.ビヨンセ」へのパッとしない反応について彼は、“前ほどヒリヒリしてないってか、「ウォーク・オン・ウォーター」がダメだってか、クソ野郎が、ざけんじゃねーぞ”と返答。アルバムのフィーチャリング・アーティストへの批判については、“お前らトラック・リストを見て聴く前からかんしゃくを起こしやがった / で、座ったまま腕組みしながら判断しやがった / くだらねえリアクション動画を作ったり、曲について議論しやがった”と辛辣だ。
彼はまた、昨年10月の【BETヒップホップ・アワード】でトランプ米大統領を批判して賛否両論を引き起こしたフリースタイルにも触れ、“そして俺は自分の立場を明確にして‘日焼け顔’(トランプ大統領)を口撃し、自分のmothafuckin’ファン層を実質的に半減させたけど、まだお前より売れてるぞ。お前最近俺の作品をクソだと言ったな、ありがてえ、俺は分が悪い方がラップが上手くなるんだ」と、再び大統領をディスっている。
Twitterには、「お前らエミネムを怒らせたな、呆れたぜ。これで満足か?」、「クロラセプティック・リミックスのエミネムのヴァース後の自分の電話」などと燃えるスマホや人物の写真が投稿されるなど、昔の尖ったエミネムが帰ってきたと歓喜するファンのツイートで溢れている。
◎エミネムによる投稿
https://twitter.com/Eminem/status/950486514357678080
CHLORASEPTIC REMIX @PHRESHER_DGYGZ @2CHAINZ #REVIVAL https://t.co/BAXDXy2pex pic.twitter.com/WYzu6vDIo4
— Marshall Mathers (@Eminem) January 8, 2018
Y'all pissed Eminem off smh. Are y'all happy now? #ChlorasepticRemix
— FREDERICK (@FrederickIsaiah) January 8, 2018
My phone after Eminem’s verse from the Chloraseptic remix pic.twitter.com/4YW94ZdVj9
— JP Chavez (@jpchavez) January 8, 2018
Eminem when he done recording his verse pic.twitter.com/PKrWOVjdQd
— Shady Times (@SlimShadyTime21) January 8, 2018
How Eminem got me feeling after hearing the Chloraseptic Remix pic.twitter.com/V5yIzuzYJF
— Furious Styles (@boywonder34) January 8, 2018
Eminem on the Chloraseptic remix pic.twitter.com/Ar7MsvwB9A
— pete (@_pet3) January 8, 2018
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