2017年12月8日、地元米シカゴのローカル番組でチャンス・ザ・ラッパーがお天気コーナーを担当した。

　若者のエンパワーメントを支援するチャンスの慈善組織、ソーシャル・ワークスが、シカゴのTV局WGN 9が毎年行っているおもちゃ支援運動に協力した。15回目を迎えた運動への参加をよびかける為に朝のニュース番組に出演したチャンスは、ベテラン気象予報士から助言を受けながらユーモラスに天気予報を伝えた。

　トレードマークの“3”のキャップにチャンピオンのトレーナー、なぜか手袋、そして未発売のアディダスYeezyスニーカーを履いたチャンスは、グリーンバックを背に若干心もとない様子だったが、「僕はこれを20年やってるんだ」と話す気象予報士に、「にっこり笑いながら、僕みたいに比較的セクシーに数字を読めれば行けるよ」とアドバイスされ、「両方やってみるよ」とチャレンジした。

　彼はジョークを交えながらシカゴ近郊の気温を読み上げ、途中グリーンバックと同化してしまう色のジャケットを着て「ホグワーツの図書館で本を借りれるな」といたずらっぽく姿を消し、夜に降雪があると見るや、「雪の結晶は全部違う。人と同じようにそれぞれDNAが違うし個性的なんだ」とミニ知識も挟みつつ、気象予報士初体験を楽しんでいた。

　終わった後に「うまいじゃないか！見た目より簡単だっただろ？」と聞かれると、「そうだね、難しくはなかったよ。実は今仕事を探してるんだよね」とジョークで締めくくっていた。

◎Chance the Rapper tries his hand as a WGN weatherman
https://youtu.be/J4ZCiWihVxg