2017/12/02
今週の洋楽まとめニュースは、世界最高峰の音楽の祭典【グラミー賞】についての話題から。2018年1月28日(日本時間29日)に開催される、【第60回グラミー賞】の全84部門のノミネーションが今週発表された。ジェイ・Zが主要3部門を含む最多8ノミネート、ケンドリック・ラマーが7ノミネート、ブルーノ・マーズが6ノミネートと続く。ジェイ・Zは過去にプロデューサーとしてのノミネーションは多数あるが、アーティストとしての自身の作品が主要部門でノミネートされるのは初となる。これにより、今回最も注目される対決がジェイ・Z対ケンドリック・ラマーという史上初めてヒップホップ・アーティスト同士の対決が実現した。
【第60回グラミー賞】ノミネーション発表、ジェイ・Zが主要3部門を含む最多ノミネート
<コラム>ようやくヒップホップやR&Bに光……2018年【グラミー賞】ノミネーションが示す新たな方向性
続いては、今週発表された来日の話題を。“天使の歌声”で再び世界を席巻しているサム・スミスが、最新アルバム『スリル・オブ・イット・オール』のプロモーションのため2018年1月下旬に来日することが決定した。そして2月には、世界中のティーンズが憧れる新世代のニュー・ヒロイン=サブリナ・カーペンターによるファン待望のジャパン・ツアーが行われる。更に3月には、ケイティ・ペリーの来日公演がさいたまスーパーアリーナで開催され、今回は6月にリリースされた最新AL『ウィットネス』を携えての来日となる。また4月には、世界中を虜にするフレンチ・ロックの最高峰、フェニックスによる単独ジャパン・ツアーが決定している。
ケイティ・ペリーの来日公演、2018年3月決定
サム・スミス、2018年におよそ2年ぶりとなる来日が決定
フェニックス、2018年4月にジャパン・ツアー決定
サブリナ・カーペンター、待望のジャパン・ツアーを2018年2月に開催
2017年の流行語大賞になった「インスタ映え」。The Vergeによると今年はビヨンセが双子の妊娠を発表し、世界中を騒然とさせたマタニティ・フォトが、Instagram上で最も「いいね」された写真だったことがわかった。今年2月、ビヨンセが投稿した、カラフルなフラワー・リースとたくさんの花に囲まれ、妊娠中のふっくらとしたお腹を見せる写真は、公開から数時間で1110万回以上「いいね」された。また、そんなビヨンセとエド・シーランのデュエット曲「パーフェクト・デュエット」が今週公開された。ビヨンセにとっては今年、Jバルヴィン&ウィリー・ウィリアムとの「ミ・ヘンテ」、エミネムとの「ウォーク・オン・ウォーター」に次ぐ、3曲目のフィーチャーとなっている。
ビヨンセのマタニティ・フォトが2017年に最も「いいね」された写真に
エド・シーラン、ビヨンセとデュエットした「パーフェクト」の新ver.を公開
さて、今週の米ビルボード・アルバム・チャートは、テイラー・スウィフトの『レピュテーション』が、2週連続の首位獲得を果たした。先週、2017年度最高の123.8万ユニット数を獲得し、堂々の首位デビューを飾ったテイラー・スウィフトの新作『レピュテーション』。数字は大幅にダウンしたが、今週も約23万ユニットを獲得し、2週目の1位をキープした。評価すべきは、これがストリーミング・ポイントを含んでいないということ。本作は、現在までにスポティファイなどのストリーミング配信サービスに提供しておらず、アルバムの実売のみで150万枚近くを売り上げたということになる。未定ではあるが、ストリーミングが開始すればさらに数字を伸ばすだろう。
【米ビルボード・アルバム・チャート】テイラー・スウィフト2週連続No.1、クリスマスAL続々チャートイン
そして、今週の米ビルボード・ソング・チャートは、ポスト・マローンの「ロックスターfeat.21サヴェージ」が、7週目のNo.1獲得を果たした。5週目あたりからポイントダウンし、2位に浮上したカミラ・カベロの「ハヴァナfeat.ヤング・サグ」と入れ替わりが予想されたが、11月21日に同曲のミュージック・ビデオが公開されたため、今週も首位をキープ。公開1週間で3000万視聴を記録していて、次週も1位に停滞する可能性が高くなっている。ポスト・マローンは、昨年12月にリリースしたデビュー・アルバム『ストーニー』からの6thシングル「アイ・フォール・アパート」も21位にランクアップしていて、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの大活躍をみせている。
【米ビルボード・ソング・チャート】ポスト・マローン&21サヴェージ遂に7週目のNo.1、【AMAs】出演アーティスト再浮上
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