2017/11/22
アガサ・クリスティーの小説をベースに描いた映画『オリエント急行殺人事件』の監督と“世界一の名探偵”ポアロ役を兼任したケネス・ブラナーの来日が緊急決定した。
これまで5度の【アカデミー賞】ノミネートの経歴を持つブラナーは、全世界で大ヒットした『シンデレラ』(2015年)で監督としての手腕が絶賛されたことも記憶に新しい。一足早く開催されたワールドプレミアでは、「日本のみなさんが殺人ミステリー、特にアガサ・クリスティーが大好きで、中でもエルキュール・ポワロ、オリエント急行殺人事件がお気に入りなのだと知っていますよ。一同、この新作を大変誇りに思っています。日本のファンに楽しんでもらえますように!」と日本のファンに向けてコメントを寄せていた。
ブラナーの作品へのこだわりは、並大抵のものではなく、ポアロが登場する小説全て(長編33作と短編50作)を読破し、口髭の開発に9か月もの時間を費やした。さらに、ベルギー訛りを習得するために、ポアロと同世代のベルギー人が話す27種類ものベルギー訛りの英語の録音を聞き、週3回のレッスンも受けたほどだ。監督としても英ロンドンにラボをオープンさせ、65mmフィルムでの撮影にこだわっている。
そんな自信作を引っ提げて来日するブラナーは、2017年12月5日に都内で開催される大規模なプレミア・イベントに参加する予定。イベントには、ポアロの日本語吹替版声優を務めた草刈正雄とオスカー女優ジュディ・デンチが演じるドラゴミロフ公爵夫人の吹替え声優を務めた山村紅葉の登壇し、日米の名優たちの対面が実現する。草刈は、「すごい才能を持った方だから、いろいろと聞いてみたいと思います。監督もやってらっしゃるし、俳優としても素晴らしい才能を持っているし、楽しみです」とブラナーとの対面に期待を膨らませている。
◎公開情報
『オリエント急行殺人事件』
2017年12月8日(金)より、全国公開
監督:ケネス・ブラナー
出演:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルスほか
配給:20世紀フォックス映画
(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation
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