2017/11/22
ポスト・マローンの「ロックスターfeat.21サヴェージ」が、6週目の首位を死守した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
先週、カミラ・カベロの「ハヴァナfeat.ヤング・サグ」が僅差まで迫り、リミックスのリリースや【MTVヨーロッパ・ミュージック・アワーズ】でのパフォーマンス効果を受け、今週は1位に到達するかと思われたが、ポイント差を縮めたものの、今週もポスト・マローンが首位の座を守り、カミラは2位に留まった。
また、ここにきて新たに首位の座を狙う強豪も浮上している。それが、今週3位に浮上したリル・パンプの「グッチ・ギャング」だ。10月23日に公開されたミュージック・ビデオの視聴回数が、公開1ヶ月経たずして1億5000万視聴を記録し、ストリーミング・ポイントの上昇により自身初のTOP3入りを果たした。3位に到達するまでのスピードも速く、ストリーミング・ポイントは既に2位のカミラ・カベラを上回っているため、リル・パンプが新王者になる可能性も高くなってきている。R&Bチャート、ラップ・チャートでは、現在2位まで上昇中、カナダ・チャートでも3位にランクインした。
ロング・ヒット中のイマジン・ドラゴンズの「サンダー」は4位に、ミュージック・ビデオが公開されたエド・シーランの「パーフェクト」は7位に、それぞれ最高位を更新した。イマジン・ドラゴンズは、11月19日に米ロサンゼルスで開催された【アメリカン・ミュージック・アワード2017】で同曲のパフォーマンスを行い、<最優秀デュオ・グループ賞(ポップ/ロック)>を受賞している。同アワードでは、今週9位のポルトガル・ザ・マンや、デミ・ロヴァート、マシュメロとの新曲を披露したセレーナ・ゴメスなどもパフォーマンスし、会場を盛り上げた。次週は、パフォーマーや受賞アーティストの楽曲が上昇することが予想される。
7位に上昇したエド・シーランの「パーフェクト」は、2週間前に公開されたミュージック・ビデオが、早くも8000万視聴を記録している。ストリーミングのみならず、セールス、ラジオなど主要チャートでも順調に上昇し、次週はTOP5入りも期待できそうだ。エド・シーランは、今年1月にリリースした「シェイプ・オブ・ユー」が通算12週のNo.1を獲得していて、来月発表される2017年間ソング・チャートで上位にランクインすることは間違いない。年間首位はこの曲か、歴代記録を更新したルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキーの「デスパシートfeat.ジャスティン・ビーバー」のどちらかだろう。
11月10日にサプライズ・リリースされた、エミネムの「ウォーク・オン・ウォーターfeat.ビヨンセ」は14位に初登場。この曲は、年内にリリース予定の4年振りとなる新作『リバイバル』からの先行シングルで、インスタグラムの投稿や、医薬品ウェブサイトでの意味深な記述など、凝ったプロモーションが話題となっていた。また、11月12日に開催された【MTVヨーロッパ・ミュージック・アワーズ】でパフォーマンスしたことも反響を呼び、リリース日に公開されたオーディオ・ビデオも順調に視聴回数を伸ばしている。アメリカでは、惜しくもTOP10入りを逃しているが、イギリス(7位)やオーストラリア(10位)、スイス(5位)ではTOP10内にランクインした。ミュージック・ビデオが公開されれば、アメリカでも上位ランクインが期待できる。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、11月22日22時以降予定となります。
◎【Hot100】トップ10
1位「ロックスターfeat.21サヴェージ」ポスト・マローン
2位「ハヴァナfeat.ヤング・サグ」カミラ・カベロ
3位「グッチ・ギャング」リル・パンプ
4位「サンダー」イマジン・ドラゴンズ
5位「ボダック・イエロー (Money Moves)」カーディ・B
6位「トゥー・グッド・アット・グッバイズ~さよならに慣れすぎて」サム・スミス
7位「パーフェクト」エド・シーラン
8位「1-800-273-8255」ロジックfeat.アレッシア・カーラ&カリード
9位「フィール・イット・スティル」ポルトガル・ザ・マン
10位「ミ・ヘンテfeat.ビヨンセ」J.バルヴィン&ウィリー・ウィリアム
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