2017/11/01
【渡辺麻友 卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~】が、10月31日にさいたまスーパーアリーナ(埼玉県)で開催された。
2006年に3期生オーディションに合格し、その後11年間王道アイドルの道をしっかりと歩んできた“まゆゆ”こと渡辺麻友。卒業発表から4カ月が経ち、本日、地元の埼玉で卒業コンサートを開催した。
何度も打ち合わせを重ねて、自身が楽曲や構成を考えたという、まゆゆ。1曲目に選んだのは、チームB初のオリジナル公演「パジャマドライブ」のオープニングを飾り、その後、リクエストアワーで1位を獲得するなど、AKB48を代表する楽曲に成長した「初日」。純白のドレスで登場したまゆゆは、オーケストラの演奏の中で1人熱唱し、1曲目にて早くも感極まり声を詰まらせる場面もあった。
初めて選抜メンバーに選ばれた楽曲「BINGO!」では、向井地美音、樋渡結依、荻野由佳らによる“埼玉選抜”が集結。埼玉県民ならおなじみの銘菓「十万石まんじゅう」を振る舞うという埼玉出身のまゆゆらしい演出も。トークコーナーでは、「希望的リフレイン」で一緒にセンターを務めることになった際に「私がいるから大丈夫」と励ましてくれたという宮脇咲良、レッスン着にジュースをこぼしてしまっても「汗かいてるから大丈夫」と気遣ってくれたという高橋朱里など、後輩たちが優しい先輩としてのまゆゆの一面を語った。
中盤では、松井珠理奈、山本彩との「パジャマドライブ」や、指原莉乃との「アボガドじゃね~し」などのユニット曲を披露。最後には、同期で盟友の柏木由紀と色違いの同じ衣装に身を包み、寄り添いながら、“まゆゆきりん”の楽曲「悲しい歌をききたくなった」を初めて披露。歌唱後のトークでも、リラックスした様子で2人らしい掛け合いを見せ会場を盛り上げた。
ヒットシングルを披露したパートでは、まゆゆがAKB48グループの未来を託した期待メンバーという向井地、川本紗矢、小栗有以らが「君のことが好きだから」「ヘビーローテーション」などを披露し、まゆゆへ「任せてください」と言わんばかりのパフォーマンスを堂々と繰り広げた。
卒業後は女優としての道を進むというまゆゆは、「シンクロときめき」など、これまで主演を務めたドラマの主題歌も当時を振り返りながら披露。中でも、「守ってあげたくなる」が主題歌となった連続ドラマ「サヨナラ、えなりくん」は、その世界がステージで再現され、まゆゆは主人公“さおり”として登場。そのコメディエンヌっぷりに、共演者や観客からも大きな笑いや拍手が贈られた。
念願の選抜総選挙1位を獲得した際の楽曲「心のプラカード」では、メンバーたちが、まゆゆへのメッセージをプラカードに書いてパフォーマンス。各メンバーが、まゆゆへの感謝や尊敬の気持ちや簡潔に書き込んでいたが、倉野尾成美だけは細かい字でまゆゆへの止まらない愛をびっしり書き込んでいて、まゆゆに逆に引かれてしまうというシーンも。
本編のラストには、センターを初めて務めた「So long!」、そしてラストセンターシングルとなる「11月のアンクレット」を歌唱。歌い終えると、歓声と拍手が響き渡る中、そっとマイクをステージセンターに残して、まゆゆは一旦ステージを去った。「まゆゆ」コールの中、純白のドレスに身を包んで再び現れたまゆゆは、「感謝をしてもしきれないです。11年間、私が信じて歩んできた道は間違っていなかったんだなと思うことが出来ました(一部抜粋)」と、会場に集まったファンや、会場に来られなかったファン、メンバーやスタッフ、これまで関わった全ての人に向けて切々と感謝の気持ちを伝えた。
そして卒業ソングとなる「サヨナラで終わるわけじゃない」、初代チームBメンバーの卒業生が集結した「初日」を、瞳を潤ませながら歌った。最後は11年間、一番近くで苦楽を共にしてきた柏木由紀から、感謝とさみしさ、これからも変わらない友情を綴った手紙が読まれると、まゆゆは大粒の涙を落とし2人は抱き合った。最後の楽曲は、AKB48を知るきっかけになったという「桜の花びらたち」。翼の付いたゴンドラに乗りこんだまゆゆは、仲間や後輩、そして観客の皆様に見守られながらステージを去り、卒業コンサートは幕を閉じた。
◎公演情報
【渡辺麻友 卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~】
2017年10月31日(火)
START18:30
さいたまスーパーアリーナ
出演:101名(卒業メンバー含む)
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