2017/09/22
秋元康がアニプレックス、ソニー・ミュージックレコーズとタッグを組み、総合プロデュースするデジタル声優アイドル、22/7が、21日デビューシングル『僕は存在していなかった』発売記念イベントを池袋サンシャインシティで開催された。
初のオープンスペースで行われるイベントということで、22/7のデビューを祝うファン達が全国から集結。会場となる噴水広場は開演前からメンバーの登場を待つ期待に満ちた熱気に包まれていた。
開演時間となる18時、ステージに登場した8人のメンバー達。「皆様、こんにちは! 22/7です!」という澄んだ声が会場に響き渡る。藤間桜役・天城サリーの「22/7は昨年の12月に結成し、昨日念願のメジャーデビューをさせて頂くことができました!」 というMCに、会場の観客からは祝福の歓声が飛び交い、緊張の面持ちだったメンバーから笑顔がこぼれた瞬間でもあった。
ライブの1曲目に披露されたのは「僕は存在していなかった」。フル3DCGアニメーションで制作されダンスシーンだけではなく日常シーンまでもがメンバーのモーションキャプチャによる演技がキャラクターに反映されたMVが話題となった楽曲である。
自分に自信を持てなかった主人公が自分の“色”に気付き一歩を踏み出そうとするまでの過程を静かさの中にも情熱がたぎるパフォーマンスで魅せる。間髪いれずに披露された「地下鉄抵抗主義」では1曲目とは一転、激しいダンスと力強いボーカルで表現力の幅を存分に発揮するメンバー達。圧巻のパフォーマンスに会場の熱もより高まっていった。
続くMCパートでは、メンバーの倉岡水巴が「オープンスペースでイベントを実施するのは今日が初なので緊張していますが本当に楽しいです!」と感想を述べると、各メンバーからも緊張のコメントが続々と飛び交った。
そして倉岡から「22/7はこの2曲だけじゃない、大切な曲がありますよね? サリーちゃん?」と呼びかけた後、天城サリーの呼び込みにより、現在担当するキャラクターはいないが22/7メンバーとして活動する涼花萌、高辻麗、武田愛奈の3人がステージに登場。
それぞれの自己紹介の後、高辻麗は「これから歌わせて頂くのは私達11人の出会いから、これからの未来のことを歌った楽曲です。11人でこの曲歌えることに感謝の気持ちでいっぱいです。」と語る。続いて「今後さらにたくさんの楽曲を歌っていけるように頑張りますので、これからも22/7の応援を宜しくお願い致します!」と観客によびかけると、会場の観客は割れんばかりの拍手でそれに答えた。
そしてイベントはクライマックスへと突入する。デビューシングルのカップリング楽曲「11人が集まった理由」を初披露。ゆったりとしたメロディのなか、デビューまでの約9か月間をかみしめるように歌うメンバー達。まるで22/7のアルバムを見ているような、そしてこれからの未来に想いを馳せるような、温かいパフォーマンスとなった。
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