2017/08/31 20:00
ロンドン発の音楽ユニットで、バイリンガルの歌姫 セーラにクリエイターのガスとジェイミーの3人からなるKero Kero Bonito(ケロケロボニト)が、この夏、日本で新たな風を感じさせるフレッシュな活躍を見せた。
インターネットの掲示板サービスをきっかけで、13歳まで北海道に住んでいたセーラと2人が出会い、結成されたKero Kero Bonito。英国人の父と日本人の母を持つセーラが描く歌詞は、日本語と英語がミックスされた独特の質感が耳に心地よく、学生時代からの幼馴染のふたり ガスとジェイミーによる脱力系ポップ・サウンドとの絡みも絶妙で、2014年にはYouTubeの人気チャンネル Majestic Casualにアップされた「Flamingo」が200万再生超えを果たすなど、耳の早い音楽ファンから注目を集めていた存在である。
また、ネットを活用した活動にも積極的で、今年7月リリースの日本デビューアルバム『Bonito Generation』に加えてミックステープも発表しているが、その収録曲はすべてYouTubeやSpotify、SoundCloudといったサービスで視聴可能だ。その一方でCDにも力を入れており、ブックレット等のアートワークはメンバーのセーラ自身が担当。デザイナーと共に、各々の衣装などまで自分たちで用意して、Kero Kero Bonitoの世界観を形にしている。
そして日本では、先に紹介したデビューに伴い、8月中旬に開催された【SUMMER SONIC 2017】に出演、22日には渋谷 SPACE ODDにてフリーイベントも行った。ガスとジェイミーの操る機材が置かれたテーブルの上には、フラミンゴの人形、食べるためのバナナ、電話のおもちゃなどなど……、普通のライブではまず見ないキュートなアイテムがズラリ。これらはポップでゆるふわな楽曲、サウンドに合わせてメンバーが手にし、観衆を魅了していくためのアイテムなのだ。
そこに日本語と英語がミックスされたセーラの歌が乗る“インターナショナルTANOSHIサウンド”は、初見の観衆からの評判も上々で、ライブ後はSNSに絶賛のコメントが相次いだ。日本デビューの際、水曜日のカンパネラのコムアイから「他人とは思えず、ドキッとしました!」なるコメントが寄せられていた彼らだが、今回のライブを機に洋邦問わず日本の音楽ファンからも高い評価を獲得したようだ。
今後の活動等は現段階では明らかになっていないが、これまでもコンスタントに新曲をYouTubeのオフィシャルアカウント等に発表してきた彼らだけに、次なる展開も楽しみなところ。メンバーのガスは「常に進化し続けていって、これからも一皮二皮と剥けていければ」と語っており、日本でさらなる旋風を巻き起こせるかにも期待だ。
◎【Kero Kero Bonito -Bonito Generationリリース記念 フリーイベント-】
2017/08/22(火) 東京 代官山SPACE ODD
[セットリスト]
01.Kero Kero Bonito
http://youtu.be/PBU_0fhXEwY
02.Lipslap
http://youtu.be/4aQBkCrpWOg
03.Flamingo
http://youtu.be/rY-FJvRqK0E
04.Sick Beat
http://youtu.be/rKl9yh5QToY
05.My Party
http://youtu.be/vQz8oB5YSd4
06.Break
http://youtu.be/PEmqJBcQ2lg
07.Homework
http://youtu.be/N2cGIgVm70c
08.Pocket Crocodile
http://youtu.be/58RgMPxHghA
09.Fish Bowl
http://youtu.be/FY-CjOJCjJE
10.Forever Summer Holiday
http://youtu.be/unaSEpEaIkU
11.Big City
http://youtu.be/_vcfFogzcgE
12.Picture This
http://youtu.be/VaVWvcuy3Cg
13.Trampoline
http://youtu.be/9Qmwsg2pyEc
En.Build It Up
http://youtu.be/N5ixEHJvbJE
◎リリース情報
アルバム『Bonito Generation』
2017/07/12 RELEASE
[初回生産限定盤]
SRCP-436~7 2315円(tax out.)
[通常版]
SRCP-438 1852円(tax out.)
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像