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2017/08/15

中尾ミエ、平均年齢74歳の高齢者バンドに自信 「誰かがいなくなるまで続けたい」

 (左から)田中利花、初風諄、モト冬樹、中尾ミエ、尾藤イサオ、正司花江、光枝明彦
 明治座8月「ザ・デイサ-ビス・ショウ」の稽古場公開および囲み取材が15日、東京都内で行われ、出演者の中尾ミエ、尾藤イサオ、光枝明彦、モト冬樹、正司花江、初風諄、田中利花が出席した。
 本作は、デイサ-ビスに集まってくる多彩な高齢者たちが、心躍らせる歌の数々と共に繰り広げるオリジナルミュ-ジカル。
 この日は平均年齢74歳の高齢者バンドによる生演奏で「クレイジ-・ジ-ジ-」と、公演のメ-ンテ-マ「ザ・デイサ-ビス・ショウ」を全員で歌唱した。
 2015年、16年に続いての再々演に、プロデュ-スと主演を務める中尾は「それぞれ無理のない等身大の役でやっています。ご覧の通り皆元気でますますパワ-アップして張り切っています」と喜んだ。
 バンドの面々は初演から同じメンバ-で、モトは「だいたいの現場で僕が一番年上なんだけど、ここに来ると下になるという恐ろしさ。皆さんとお会いしてますます元気になっているので楽しみ」と笑いを誘った。
 81歳の正司は「ミュ-ジカルって覚えることがいっぱいある。うまいこといかなくてそれが毎日楽しい。ドキドキする」と充実感を語った。
 初演の際に初めて楽器に触ったメンバ-もおり、中尾は「せりふにもありますが、幾つになってもできるんです。新しいことを始めるのに遅すぎるってことは全然ない」と力強く語った。
 モトも「お客さんも結構同じ年代の方がいらして、僕たちが動いて踊って歌っているから見終わった後(お客さんも)皆元気になっている。リアルな年なのがいいのかな」と相乗効果を口にした。
 また、今後も「できれば誰かがいなくなるまで続けたい。どこまで続けられるか試してみたい。とりあえず来年は決まっています」とキャスト陣のライフワ-クになることを願う中尾に、早速正司が「また再演しますって言われたら生きてなアカンなと思う」とつぶやいて場を和ませた。
 舞台は都内、明治座で24日~29日に上演。

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