2017/08/14 13:00
東京スカパラダイスオーケストラが、8月11、12日に開催された【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO】に出演し、様々なゲストともにスカの歴史を紐解いていくスペシャルな企画を行った。
MCを務めるピーター・バラカンがその流れを説明し、スカパラの演奏が行われるスタイル。スカタライツの名曲が続いた後、チバユウスケ(The Birthday)が呼び込まれ、ウェイラーズの「SKA JERK」とスカタライツの「BONGO TANGO」を唄う。上機嫌でチバダンス。さらに中納良恵(EGO-WRAPPIN')がスカタライツの「BLACK SUNDAY」を披露すると、再びチバが現れ、ボブ・マーリーの「Get Up,Stand Up」を投下。続いて登場したYONCE(Suchmos)は、スペシャルズの「Gangsters」と自身の「STAY TUNE」をマッシュアップ。続いて峯田和伸(銀杏BOYZ)は、上半身裸にサスペンダーのスタイルで、スペシャルズの「Little Bitch」を唄う。これがまるでテリー・ホールで素晴らしかった。そしてドラムの茂木欣一が「峯田くんとこの曲をやれて嬉しい」と言って披露したのは、彼が在籍していたフィッシュマンズの「いかれたBaby」。峯田の繊細なハートがこの曲に映し出された、最高なコラボだった。続くミュート・ビートの「AFTER THE RAIN」のカバーも、どこか、昨年末に亡くなった朝本浩文のことを思い出させるものだった。
そして後半はスカパラの歴史を紐解くものに。「MONSTER ROCK」からスタートし、「カナリヤ鳴く空」ではチバが呼び込まれ、途中からはYONCEもステージに。飛び込みを知らなかったチバが一番驚いていたのが、いかにもライジングサンのセッションっぽくて良かった。そして、「黄昏を遊ぶ猫」と「くちばしにチェリー」には中納良恵が、さらに「hammer ska」では、急遽決まったTAKUMA(10-FEET)が登場。最後はゲスト全員が登場して大団円。ライジングサンの初日、深夜のセッションは熱く幕を閉じた。
なお、【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO】は2018年8月10日、11日に開催される。
◎公演情報
【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO】
2017年8月11日・12日
北海道小樽市・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
(C)RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:小川舞
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