2017/08/12
今週の洋楽まとめニュースは、来日中のアリアナ・グランデの話題から。9月27日にアリアナ・グランデ初のベスト・アルバム『ザ・ベスト』が発売されることが決定した。同アルバムには、アリアナの日本デビュー・シングル「ベイビー・アイ」から、世界ダウンロード数500万のシングル「ブレイク・フリー feat. ゼッド」、世界63の国と地域のiTunesで1位を獲得した「プロブレム feat. イギー・アゼリア」、そして「美女と野獣」(アリアナ・グランデ&ジョン・レジェンド)も収録される。また、今週末(12日~13)に行われている来日公演のサポート・アクトにはLittle Glee Monsterが出演する予定だ。
アリアナ・グランデ初のベスト・アルバムがリリース決定
アリアナ・グランデ、来日公演のサポート・アクトが決定
続いては、故マイケル・ジャクソンについて。長い間その存在が噂されていたマイケル・ジャクソンの「スリラー」の3D版ミュージック・ビデオが、2017年8月30日から9月9日(現地時間)まで開催されるイタリアの【第74回ベネチア国際映画祭】で初公開されることが明らかになった。さらに、付随するドキュメンタリー『メイキング・オブ・マイケル・ジャクソンズ・スリラー』もベネチアで上映される。これは1983年から1990年の間VHSでリリースされていたものの、その後は入手不可能となっていた作品で、劇場上映されるのはこれが初となる。3D版「スリラー」には、「3Dをとても効果的に生かした」ショッキングなサプライズも用意されているそうだ。
マイケル・ジャクソンの「スリラー」、3D版が【ベネチア国際映画祭】で初お披露目
さて、今週の米ビルボード・アルバム・チャートは、カナダのロックバンド、アーケイド・ファイアの5thアルバム『エヴリシング・ナウ』が、3作連続の首位獲得を果たした。初動ユニット数100,000を獲得し、堂々のNo.1デビューを飾った『エヴリシング・ナウ』は、アルバムの実売(ダウンロード数)が94,000枚で、圧倒的にセールスが強いことがわかる。そして、先週の5位から2位に浮上したのは、ケンドリック・ラマーの『ダム』。本作からの新曲「ロイヤルティfeat.リアーナ」 のミュージック・ビデオが7月末に公開され、ストリーミングの上昇などを受けたことで、アルバムも再浮上する結果となった。
【米ビルボード・アルバム・チャート】アーケイド・ファイアが3作目のNo.1、ケンドリックが2位に再浮上
そして、今週の米ビルボード・ソング・チャートは、ルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキーの「デスパシートfeat.ジャスティン・ビーバー」が、13週目のNo.1に輝いた。ビルボード史上・通算13週の首位獲得曲には、1998年の年間チャート2位に輝いた、ブランディー&モニカの「ザ・ボーイ・イズ・マイン」と、1992年の年間チャートを制覇した、ボーイズIIメンの「エンド・オブ・ザ・ロード」の2曲があるが、それに続く、歴代3曲目の快挙を成し遂げた。このまま大幅にランクダウンしなければ、2017年の年間チャート首位獲得が期待できそうだ。
【米ビルボード・ソング・チャート】「デスパシート」が2017年最長No.1記録を達成、フレンチ・モンタナがTOP3入り
替わって、今週のBillboard JAPAN洋楽チャートは、エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」が、通算13週目となる首位を獲得した。先週に引き続き、デジタル・セールス、ストリーミング、動画再生回数で3冠を果たした「シェイプ・オブ・ユー」は、今週さらにポイントを伸ばし、2位と2000ポイント差で首位をキープした。この勢いを維持することができれば、通算15週で“Hot Overseas”の首位最長記録を更新したオースティン・マホーンの「ダーティ・ワーク」を抜く可能性もあるだろう。
【ビルボード】TOP3不動の洋楽チャート、エド・シーランが13週目の首位
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