2017/08/01 12:00
2000年代前半のNYロック・シーンに関わった重要人物たちの証言をもとに書かれた、音楽ジャーナリストのリジー・グッドマンによる書籍『Meet Me in the Bathroom』が今年3月に発売されたが、最近この本をライアン・アダムスも読んだようだ。
ザ・ストロークスの曲名をタイトルにした本の中には、ザ・ストロークスが、当時友人だったライアン・アダムスの悪影響を懸念し、彼をバンドに近づかせないようにミーティングを行ったと記してある。特にフロントマンのジュリアン・カサブランカスは、ライアンの存在が、アルバート・ハモンド・Jr.のドラッグ中毒に拍車をかけていた、と感じていたようだ。
本の中でアルバートは「ライアンはいつも朝2時頃にドラッグを持ってやってきて、俺のことを起こしたんだ。だからそのドラッグをやって、何も感じなくなっていた」と話し、当時一緒に暮らしていたジュリアンがこのことを知った際に「俺のことを守ろうとしていたんだと思うけど、彼(ジュリアン)は、ライアンが俺にヘロインを与えてると知り、“もし俺のアパートにまたヘロインを持ってきたらぶん殴るぞ”って言ったんだ」と語っている。アルバートはさらに、ライアンに会うまではそこまで摂取量は多くなく、「紛れもなく自分に悪影響を及ぼしていた」ことを認めている。
そして、この本を読んだ思われるライアンが、現地時間2017年7月31日に突如として自身のTwitterにザ・ストロークスのメンバーをディスる投稿を行った。まずは、ジュリアンを標的にし、彼の体形に関して「ジュリアン・カサブランカス:君をラザニア中毒にしたのは一体誰だ?」とツイートし、アルバートに関しては「アバート・ハモンドは、父親よりひどいソングライターだ。もしそんなことが可能であればの話だけど」と名前をミススペルし、リアム・ギャラガーの投稿を真似て“As you were RA x”と締めくくっている。
その後も、ザ・ストロークスやジュリアンのファンからの批判に対し「もっといい曲を書ける中毒になることを強要すればよかった。まぁ、代わりにザ・キラーズがやってくれてるからいいけど」や「昨日俺が売ったTシャツの数の方が、ヴォイズ(ジュリアンのソロ・プロジェクト)の曲を最後まで聴いた人数よりも多い」やザ・ストロークスのアルバム・タイトルをもじって「Last Impressions of Actual Songs(ちゃんとした曲の最後の痕跡)」と毒舌ツイートを立て続けに投稿した。なお、ツイートは現在すべて削除されている。
◎ファンによる投稿
https://twitter.com/offbeatorbit/status/892202346972938241
LOL okay so Ryan Adams deleted his tweets but I obvs got the screenshots Team Julian Casablancas all DAY. pic.twitter.com/xhsuea3wS8
— Ashley Reese (@offbeatorbit) August 1, 2017
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