2017/07/15 12:00
一時は落ち着いたかと思われた日本でのK-POP人気だが、ここにきて猛烈な勢いのニューカマーが登場している。それが、ヴォーカル&ダンス・グループのTWICEだ。2015年にオーディションで選ばれた女性9人組で、日本人メンバーも混じっているのがこれまでになかった特徴といえるだろう。しかも、日本デビュー前から続々とチャートに登り始め、その躍進ぶりは他のガールズ・グループへの脅威となっているのだ。
今週Hot100で4位となった「TT」は、彼女たちの現時点での一番のヒット・チューンだ(【表1】)。6月28日にリリースになった日本デビューとなるベスト・アルバム『#TWICE』のタイトル曲だが、本国韓国では昨年の11月にリリースされているため、その時点で早くもチャートインしていることに注目。しかも、リリースはカウントされず、動画再生数(赤のグラフ)とツイッターのつぶやき指数(水色のグラフ)のみなのに、11/7付のHot100で初登場18位という好記録からスタートしている。そして、それほど大幅に下降することもなく、半年後に日本デビューを迎えているというポテンシャルは恐ろしいほどだ。とにかく動画再生数のポイントが高く、現時点で3周連続1位を記録している。この勢いが続けば、首位に到達する可能性も高いといえるだろう。
しかも、TWICEがすごいのは、この曲だけではないということだ。Hot100の11位には別の楽曲「SIGNAL」が控えている(【表2】)。しかもよく見ると、「TT」の動画再生数が1位になる前は、この「SIGNAL」が動画再生数で5周連続1位となっているのだ(赤のグラフ)。とにかくビジュアル面では無敵の彼女たち。その下にも、「Like OOH-AHH」、「CHEER UP」、「KNOCK KNOCK」という3曲も上位をうかがっており、現在のチャート専有率はNo.1。今後どこまで躍進するのか、しっかりと注目しておきたい。text by 栗本斉
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
4
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
5
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
インタビュー・タイムマシン







注目の画像





【深ヨミ】地域別セールスから見るTWICEの広がり
TWICE、初の日本単独公演で15,000人とTTポーズ
TWICE、東京タワーとの“TT”コラボが実現
【ビルボード HOT BUZZ SONG】TWICE「TT」が米津玄師「ピースサイン」を抑え1位に
TWICE、代表曲「TT」の日本語版ビデオを公開










