2017/06/28
2017年6月26日にタイム誌が、今年で3回目となる「インターネットで最も影響力のある25人」を発表し、チャンス・ザ・ラッパー、リアーナ、防弾少年団(BTS)、そしてケイティ・ペリーらが選出された。同誌は、ソーシャル・メディアでの世界的な影響力や、話題性を推進する総合的な手腕を考慮して25人を選んだとのことで、リストは順不同だ。
毎年恒例の「最も影響力のある100人」の2017年リストにも選出されたチャンス・ザ・ラッパーは、“インターネットに精通していること”を評価された。チャンス、本名チャンセラー・ジョナサン・ベネットはシカゴ出身の24歳。レコード会社とは契約せず、3本のミックステープとアルバム『カラーリング・ブック』を全てストリーミング・オンリーで配信し、自身の若いファンたちとも積極的にネットを通じて交流を図ってきた。同アルバムはストリーミングのみでリリースされた作品として初めて米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”にチャートインし、のちに【グラミー賞】も受賞している。2017年6月25日に行われた【BETアワード】では<Best New Artist>を受賞、地元シカゴの教育向上のために大金を寄付するなどの社会貢献活動が評価され、史上最年少で<人道賞>が授与された。
リアーナに関してタイムは、「この29歳のシンガーは、音楽、ファッション、そしてカルチャーにわたって今や彼女のトレードマークとなった落ち着きと剛胆さでソーシャル・メディアにも取り組んでいる」と紹介している。心無いメディアに自身の体型を侮辱された際には速攻でミームで応戦したり、自身のインスタグラムの投稿のコメント欄でアンチともファンとも直接やりとり(“RIHplies”、リアーナ+リプライ)することでもファンの間では有名だ。
2017年7月8日付の最新米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”では、DJキャレドの「ワイルド・ソーツfeat.リアーナ&ブライソン・ティラー」が初登場4位を記録したことにより、12週連続でTOP5に女性アーティストが不在だった状況にようやく終止符が打たれた。
BTSは韓国のグループながら、ジャスティン・ビーバー、セレーナ・ゴメスなどのアーティストたちを抑え、米ビルボード・ソーシャル50チャートの首位を27週連続でキープした。タイムは、「Beyhive(ビヨンセのファン)と互角で勝負できるほどのヴァーチャル・ファン層を育て上げた」と彼らを評価している。2017年5月に開催された【2017 ビルボード・ミュージック・アワード】では<Top Social Artist>を受賞している。
ケイティ・ペリーは最近YouTubeで96時間にわたって私生活を生中継した。ニュー・アルバム『ウィットネス』のプロモーション企画だったものの、用意されていた台本を無視してセラピーを受けたり、瞑想したり、ヨガをしたり、眠ったりと、等身大の自分をカメラの前にさらけ出して大きな話題となった。その後、6月16日には前人未到のTwitterフォロワー1億人を達成している。
ケイティは先週、<ダイアモンド・ソング・アワード>を3回受賞した初のアーティストにもなった。1,000万ユニットを米国で売り上げた楽曲に贈られるこの賞を、「ダーク・ホース」と「ファイヤーワーク」に続いて「ロアー~最強ガール宣言!」が受賞することになった。
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