2017/06/27
映画『海辺の生と死』の舞台あいさつ付き完成披露上映会が27日、東京都内で行われ、出演者の満島ひかり、永山絢斗、井之脇海、川瀬陽太、津嘉山正種と越川道夫監督が出席した。
本作は、互いに小説家である島尾敏雄とその妻・島尾ミホが、それぞれ執筆した鮮烈な出会いと恋の物語を映画化。2人が出会った奄美大島、加計呂麻島でロケが行われ、満島にとっては4年ぶりの単独主演作となった。
島尾ミホがモデルのヒロイン、大平トエを演じた満島は「満島家は奄美大島の生まれで、沖縄で育ったものの、方言も歌や踊りも耳なじみのあるものでした」と明かし、ふるさとでの撮影では「13歳で上京したので、13歳からのふるさとの生活をちょっとやり直している感覚でもありました」と撮影以外の部分でも感じるものがあったという。
トエの恋人で島尾敏雄をモデルとした朔中尉役の永山は、実在の人物を演じるのは初めてだったといい「実際にそういう経験をしてみると、もう少し深いところにいける努力ができるもんだなと。島にはどこに行っても島尾敏雄さんの名前があって、たくさんそういうところにピ-スが落っこちていたので助かりました」と役づくりを振り返った。
「島尾ミホは愛に生きた方だと思う」と印象を語った満島は、映画にも出演した現地の子どもたちから「トエ先生は好きな人のために死ぬの?」と問われ、「そういう話だね」と答えたところ「駄目だよ、そんな男はやめなさい」と諭されたという。笑いながら「感受性豊かな子どもたちで。(恋人役の)永山くんのことじゃないですけどね」と冗談も飛ばして和気あいあいのト-クを展開した。
また、昨年交際が明らかになった満島と永山はこの日、ステ-ジ上でも隣同士に並び、交際発覚後初のツ-ショットを披露。一部で破局危機が報じられたばかりだが、降壇時に報道陣から問われると、永山は言葉はなかったものの笑顔で一礼し、続く満島は手でOKサインを作って笑顔を見せた。
映画は7月29日からテアトル新宿ほか全国順次公開。
(左から)川瀬陽太、井之脇海、満島ひかり、永山絢斗、津嘉山正種、越川道夫監督
エンタメ OVO
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