2017/06/26 11:00
2017年6月9日にリリースされたデヴィッド・ゲッタの新曲「2U」が、最新の全米ビルボード・ソング・チャート(2017年7月1日付)で16位にデビューを果たした。
制作陣には、エイコンやブリトニー・スピアーズ、リアーナ、アリアナ・グランデなど、多くのビッグネームを手掛けてきた、オランダ出身の音楽プロデューサー、ジョルジオ・タインフォートと、セレーナ・ゴメスやメジャー・レイザーのリミックスをヒットさせた、バロン・ファミリーのセスコー、そして、アッシャーやクリス・ブラウン、ソフトバンクのCMでもおなじみとなった、ジャスティン・ビーバーの大ヒット曲「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」や、収録アルバム『パーパス』(2015年)を担当した、ジェイソン・ボイドがクレジットされている。
フィーチャリング・ゲストとして参加したジャスティン・ビーバーは、2017年も絶好調。同じようにボーカル・ゲストを担当した、DJキャレドの「アイム・ザ・ワン」と、ルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキーの「デスパシート」2曲のシングルが、上半期に全米ソング・チャートでNo.1を獲得していて、この曲で3曲連続のTOP20入りを果たしたことになる。前2曲の大ヒットもあり、「2U」の上位ランクインも期待できそうだ。
「2U」は、デヴィッド・ゲッタらしいEDMチューンだが、自身の大ヒット曲「タイタニウムfeat.シーア」(2011年)や、「ヘイ・ママfeat.ニッキー・ミナージ&アフロジャック」(2015年)のような、フロアで踊りたくなるような曲ではなく、アップテンポだがどこか哀愁漂う、まったり系のエレクトロ・チューンに仕上がっている。昨年あたりから、ザ・チェインスモーカーズやゼッド、カイゴなども、“哀愁系エレクトロ・サウンド”を取り入れてシングルをヒットさせている。
サウンドの良さはもちろんのこと、ジャスティンの色気の増したボーカルもすばらしい。この曲がどこかメランコリックな感じがするのも、ジャスティンのファルセットが活かされた歌がそうさせているからだろう。昨年秋にヒットした、メジャー・レイザーの「コールド・ウォーターfeat.ジャスティン・ビーバー」にも、どこか近いものを感じる。
リリース日に公開されたミュージック・ビデオには、米国のファッション・ブランド“ヴィクトリア・シークレット”の人気モデルたちが出演していて、曲に合わせて口パクをしたり、撮影現場の様子やダンスなどを披露している。ジャスティンは、このビデオが公開される3日前に、出演している6人の名前だけを意味深にツイートし、話題となっていた。同ビデオには、デヴィッド・ゲッタとジャスティンは出演していないが、彼らが出演する別バージョンも、制作されるかもしれない。
Text: 本家 一成
◎リリース情報
「2U feat.ジャスティン・ビーバー」
デヴィッド・ゲッタ
2017/6/9 RELEASE
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