2012/03/12
東日本大震災から1年。AKB48(全90名)が3月11日に秋葉原のAKB48劇場で、復興支援特別公演【東日本大震災復興支援特別公演~誰かのためにプロジェクト~】を開催した。
彼女たちと一緒に支援活動に協力したいと願うファンのため、入場料をドネーション(寄付)形式にして行われた本公演。姉妹グループの名古屋のSKE48(全68名)、大阪のNMB48(全67名)、福岡のHKT48(全21名)も各劇場で復興支援イベントを同時開催し、中継を通してSDN48(全36名)も握手会会場の東京ビッグサイトから参加した。
オープニングで『風は吹いている』を歌唱したメンバーは、被災地訪問時の様子を収めた映像を公開。震災発生時刻である午後2時46分には、250名のファンと共に黙祷を捧げ、大島優子が「東日本大震災から1年がたちました。ですが、まだまだ復興への道は続いていきます。私たちも微力ですが、これからも支援活動を続けていきたいと思っています。どうぞ皆さん、これからもご協力をよろしくお願いします」と、改めて支援継続を約束した。
また、被災者を応援するために立ち上げた「『誰かのために』プロジェクト」のテーマソング『誰かのために-What can I do for someone?-』を、各地の姉妹グループのメンバーと同時に熱唱した際には、高橋みなみが「この日にこの場所に立つことは、とても緊張しますが、こうして各会場を中継でつないで皆さんと一緒にこの時間を共有することで何か意味があるのではないかなと感じています。全員が被災地に足を運ぶことはできないかもしれませんが、ここから何かを発信して、被災地の皆さんに元気、そして笑顔を届けていきたいなと思っています。被災地の皆さんからは、笑顔の大切さ、そして前を向くことの大切さを教わった気がします。これからもその気持ちを胸に、皆さんに笑顔を届けられるように頑張っていきたいです」と、思いのたけを語った。
その後は、持ち前の元気と明るさを存分に発揮しながら『会いたかった』『ヘビーローテーション』『Everyday、カチューシャ』などを歌い届け、最後に再び各劇場と中継を結んで『桜の花びらたち』を同時披露。高橋が「今日は、ステージを通して皆さんに元気を与えることができるのがAKB48のよさなのかなと、改めて思いました。最後になりましたが、東日本大震災、そして津波によって被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を願っています」と述べ、復興支援を呼びかけた。
なお、各会場やオフィシャルショップに設置された募金箱、4劇場でのドネーションを含め、この日2,040,515円が集まったことも発表されている。
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