2017/05/24
ワン・ダイレクション、ハリー・スタイルズのデビュー・アルバム『ハリー・スタイルズ』が、No.1デビューを果たした今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
初動23万ユニット数を記録し、堂々のNo.1デビューを果たした、ハリーのデビュー作『ハリー・スタイルズ』。この数字は、昨年3月にリリースされた、ゼイン・マリクのデビュー作『マインド・オブ・マイン』の16万ユニット数を上回る記録で、今年リリースされた男性ソロ・アーティストの初動ユニット数としては、最高記録となる。230,000ユニット数の内訳、193,000枚が実売(ダウンロード数)で、およそ30,000枚分がストリーミングによる売上。
イギリス、オーストラリア、カナダ、アイルランドでも首位を獲得していて、主要各国でTOP10入りを果たしている。アルバムの評価とレビューを集積するウェブサイトのメタクリティックやローリングストーン誌でも、高い評価を得ていて、1D時代とはまったく違う、ハリーらしさを表現したすばらしい出来栄えのアルバムに仕上がっている。
続いて2位には、カントリー・バンドのザック・ブラウン・バンドが初登場。初動14万ユニット数を突破した本作『ウェルカム・ホーム』は、前作『ジキルとハイド』(2015年)から2年振り、通算5作目となるスタジオ・アルバムで、2008年の2ndアルバム『ザ・ファウンデイション』から4作連続のTOP10入り(内3作は1位)、カントリー・チャートでは、4作連続の首位獲得となった。ザック・ブラウン・バンドは、【第52回グラミー賞】(2010年)で<最優秀新人賞>獲得し、【第55回グラミー賞】(2013年)では<最優秀カントリー・アルバム賞>を獲得した、人気・実力を兼ね揃えた人気カントリー・バンド。
6位には、初動67,000ユニット数を獲得した、パラモアの新作 『アフター・ラフター』がデビュー。2013年リリースの『パラモア』から、およそ4年振り、通算5作目のスタジオ・アルバムで、ザック・ファロが7年ぶりに参加した、3人体制による復帰作となる。アメリカでは、2009年の3rdアルバム『ブラン・ニュー・アイズ』から3作連続のTOP10入り、イギリスやオーストラリアなど、主要各国でも上位デビューを果たしている。
57,000ユニット数を獲得し、8位に初登場したのは、白人ラッパーのマシン・ガン・ケリー。本作『ブルーム』は、2015年10月にリリースした2ndアルバム『ジェネラル・アドミッション』から1年半ぶりとなる新作で、2012年のデビュー作『レース・アップ』から3作連続でTOP10入りを果たしている。本作からは、元フィフス・ハーモニーのカミラ・カベロをフィーチャーした先行シングル「バッド・シングス」が、ソング・チャートで最高位4位をマークする大ヒットを記録し、アルバムのプロモーションに繋げた。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は24日22時以降予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『ハリー・スタイルズ』ハリー・スタイルズ
2位『ウェルカム・ホーム』ザック・ブラウン・バンド
3位『DAMN.』ケンドリック・ラマー
4位『フロム・ア・ルーム:ヴォリューム1』クリス・ステイプルトン
5位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス オーサム・ミックス・VOL.2』サウンドトラック
6位『アフター・ラフター』パラモア
7位『モア・ライフ』ドレイク
8位『ブルーム』マシン・ガン・ケリー
9位『÷』エド・シーラン
10位『24K・マジック』ブルーノ・マーズ
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像