2017/05/19
2本のチェロによる超絶演奏で世界を魅了するクロアチア出身チェロ・デュオ=2CELLOS(読み:トゥー・チェロズ)。最新アルバム『スコア』から本日、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の主題曲「メイ・イット・ビー」の新作映像が公開された。
この曲は、2001年に公開されたR.R.トールキンの小説「指輪物語」原作のファンタジー3部作第1弾のエンディング・テーマだ。エンヤが歌ったオリジナル曲は第74回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされ、スコアを作曲したカナダ出身のハワード・ショア(1946-)は作曲賞を受賞している。この度公開されたミュージック・ビデオも、現実から架空の国へと時空を超えて展開されるファンタジー・タッチの短編映画仕立てとなっている。映像監督はタッグを組むのが3回目となるクロアチアのズデンコ・バシッチ。イラストレーター兼アニメーターでクロアチアを代表する才気溢れるクリエイターで、マイケル・ジャクソンの「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」、クイーンの「ショウ・マスト・ゴー・オン」のミュージック・ビデオも彼の監督作品だ。撮影は昨年11月、雄大な自然が残るクロアチアの古い城跡で行われた。衣裳の関係で撮影当日2人は厳寒の中、裸足でシューティングすることになり「凍死寸前」だったという。
映画音楽をテーマの最新アルバム『スコア』は全世界40カ国のiTunesクラシカル・アルバム・チャートで1位を記録。現在、「スコア」ツアーのため来日中で、2年ぶり5度目の単独日本公演が5月10日大阪フェスティバルホールからスタートし、広島、名古屋、仙台、函館、札幌、東京の7都市9公演、25,000人を動員予定。今回、チェロ2本とドラム以外に13人の弦楽器とキーボードからなるオーケストラをしたがえてスケールアップしたサウンドを聴かせている。デビュー当時から映画音楽が大好きであることを公言していたルカは「映画音楽は歌詞がなくても世界観が伝わってくるため感情に直接訴えかける力がとてつもない」と、その魅力を語っている。全身全霊で、チェロと一体になってステージに立つ2人は、チェロで奏でる音の宇宙=チェロヴァース=創造しているよう。
2CELLOSは、世界に先駆けて日本で先行発売されたこのアルバム収録全曲のミュージック・ビデオを制作し、毎月1本ずつ公開する予定だ。これまでも1月に「ゲーム・オブ・スローンズ・メドレー」、2月「ムーン・リヴァー」、3月には「「グラディエーター」、4月は「シンドラーのリスト」のテーマ曲映像が公開され、本作が5本目となる。ミュージック・ビデオ撮影のロケ地には、2人の故郷クロアチアの風光明媚な世界遺産都市や国立公園、古代遺跡等オリジナル曲の世界観を生かした場所が選ばれ、映画のシーンのような映像により新たなファンを増やし続けている。現在各国でツアー中だが9月にはニューヨークのラジオ・シティ・ホール、11月28日にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールといった殿堂でのライヴ・デビューが決定している。
◎2CELLOS来日公演情報
5/10(水)【大阪公演】フェスティバルホール
5/11(木)【大阪追加公演】 フェスティバルホール *本日
5/12(金)【広島公演】広島国際会議場 フェニックスホール
5/15(月)【名古屋公演】名古屋国際会議場 センチュリーホール
5/16(火)【仙台公演】仙台サンプラザホール
5/18(木)【函館公演】函館市民会館
5/19(金)【札幌公演】ニトリ文化ホール
5/22(月)【東京追加公演】東京ドームシティホール
5/23(火)【東京】東京国際フォーラム ホールA
招聘:ウドー音楽事務所
◎商品情報
2CELLOS 『スコア』
SICP31122 2,500円(tax out)
高品質Blu-spec CD2仕様
収録曲
1. 「ゲーム・オブ・スローンズ」メドレー 作曲:ラミン・ジャワディ
2. メイ・イット・ビー (「ロード・オブ・ザ・リング」) 作曲:エンヤ、ローム・ライアン、ニッキー・ライアン
3. フォー・ザ・ラヴ・オブ・ア・プリンセス(「ブレイブハート」) 作曲:ジェームズ・ホーナー
4. ある愛の詩 作曲:フランシス・レイ
5. ニュー・シネマ・パラダイス 作曲:エンニオ・モリコーネ
6. ムーン・リヴァー(「ティファニーで朝食を」)作曲:ヘンリー・マンシーニ
7. ゴッドファーザーのテーマ 作曲:ニーノ・ロータ
8. マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン 作曲:ジェームズ・ホーナー
9. レインマンのテーマ 作曲:ハンス・ジマー
10.カヴァティーナ(「ディア・ハンター」)作曲:スタンリー・マイヤーズ
11.マレーナ 作曲:エンニオ・モリコーネ
12.「シンドラーのリスト」メイン・テーマ 作曲:ジョン・ウィリアムズ
13.「炎のランナー」よりタイトルズ 作曲:ヴァンゲリス
14.ナウ・ウィ・アー・フリー(「グラディエーター」)作曲:ハンス・ジマー、リサ・ジェラード
15 『M21-許し forgiveness』坂本龍一 feat. 2CELLOS(映画『怒り』より)作曲:坂本龍一 ※日本盤ボーナス・トラック
演奏:ロビン・スミス指揮ロンドン交響楽団
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