2017/05/05
「明治座 五月花形歌舞伎」子どもの日特別イベントが5日、東京都内の明治座で行われ、同公演に出演中の片岡愛之助が出席した。
「こどもの日」にちなみ、明治座近隣の小学校に通う児童約30人を招待し、愛之助が歌舞伎の魅力や楽しみ方を解説した。
児童からサプライズで寄せ書きを貼り付けた“こいのぼり”をプレゼントされた愛之助は「すごい。手作りとは感動ですね。大変だったでしょう。楽屋に飾りたいと思います」と大喜び。また、観客の後方には、児童と触れ合う夫をうれしそうに見守る妻で女優の藤原紀香の姿もあった。
質問コ-ナ-では、児童から「健康管理」について尋ねられた愛之助が「僕も今までずっと外食が多かったんですが、最近結婚しまして、妻がご飯を作ってくれるので、そういう意味では心配ありません」とノロケる一幕も。
公演中は特に体調管理に気を付けるそうだが「やっぱり一番はよく食べてよく寝ること。人間ってやっぱり睡眠が欠けると駄目。例えば、僕らだと声が出なくなったり(不調が)喉にくる。注意も散漫になるので睡眠は大事だと思います」と語った。
また「歌舞伎に初めて出たのは6、7歳。僕が正式に千代丸の名前で歌舞伎役者としてデビュ-したのは9歳のころ。それからずっと歌舞伎が好きです」と振り返った愛之助。
当初は「児童劇団」に入っていたそうだが「そうしたら『歌舞伎に出てみませんか?』と松竹さんからお話があった。歌舞伎にたくさん子どもが出ているけど、実際、血のつながっているお子さんはそう多くなく、劇団の子が多い」と明かし「皆さんもよかったら劇団に入って歌舞伎に出てみませんか?」と笑顔で呼び掛けた。
さらに「こどもの日は、どんな日か知っていますか?」と児童に問い掛けた愛之助。考え込む児童を前に「俺たちの日だ~!好き勝手するんだ!と思っているかもしれない。もちろん子どもたち中心の日ですが、実は親御さんたちに感謝する日でもあるので、しっかりお父さんとお母さんに感謝してくださいね」と優しく語り掛けた。
愛之助の様子を後方から見守った妻の藤原紀香
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