2017/04/29
映画『笑う招き猫』の初日舞台あいさつが29日、東京都内で行われ、出演者の松井玲奈、落合モトキ、前野朋哉、なすなかにし(那須晃行、中西茂樹)、飯塚健監督が登壇した。
本作は、27歳の漫才コンビ「アカコとヒトミ」が、お笑いの頂点を目指して奮闘する青春ガ-ルズム-ビ-。この日は、映画のタイトルに掛けて“私は○○を招く”というテ-マでト-クを行った。
「私は空耳を招きます」と切り出した松井は「耳があまりよくないというか、理解が頭の回路の中でちょっとおかしくなっちゃう時があって…。割と空耳が多いです」と説明した。
この日も「さっき、那須さんが『トイレに福山雅治がいた』と言っていて。スペシャルゲストで福山さんが来てくれるんだ!と思いました」と空耳による勘違いを明かした。
空耳のきっかけを作った那須も「最初は、意味が分からなった。俺が『トイレに入るの不可能だった』って言ったら(松井が)1人でテンションが上がって『福山雅治がいた!?』とか言ってて」と状況を再現。
「そう聞こえたんです。ここで1曲歌ってくれるのかなと思って」と残念がる松井に、共演者らは「なんの縁もないやん!」と笑いながら突っ込んだ。
一方、本作で松井とW主演で漫才コンビを演じたのは、宗教団体「幸福の科学」への出家を表明した清水富美加。芸能界を去った清水は、本作の宣伝活動には一切登場しなかった。
そんなこともあり飯塚監督は「(自分が招くのは)トラブルとか言いたいけど、誤解を招いちゃいけないからね」と自虐交じりに語り、最後のあいさつでも「この作品は、既に報道でご存じの通りいろいろありました。だからこそ、今日という日が無事迎えられて良かったと思います」と感慨深げに客席を見渡した。
「その間、松井が頭になって、1人で宣伝を頑張ってくれた。いろんな思いがあり、今日はとてもうれしい」と松井をねぎらった飯塚監督。最後は「作品の内容は、いろんな状況に置かれているいろんな世代の方が、何かをやめるという決断をする物語です。それは後ろ向きな意味ではなく、前進するためにやめるというもの。ぜひ何かを感じていただけたら」と呼び掛けた。
(左から)なすなかにし、落合モトキ、松井玲奈、前野朋哉、飯塚健監督
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