2017/04/29 18:00
最新の米ビルボード・ソング・チャート(2017年5月6日付)で、前週の48位から9位へランクアップした、ルイス・フォンシとダディ・ヤンキーのコラボ・シングル「デスパシート」。この曲は、2017年1月13日にルイス・フォンシのシングル「デスパシート feat. ダディ・ヤンキー」としてリリースされたが、4月17日にジャスティン・ビーバーがフィーチャリング・ゲストとして参加したリミックスが発売され、売上、視聴回数などが急上昇した。ルイス・フォンシとダディ・ヤンキーにとっては初、ジャスティンにとっては12曲目のTOP10入りとなる。
ルイス・フォンシは、1998年にデビューした、プエルトリコ・サンフアン出身の39歳。彫りの深いラテン系のイケメン・シンガーで、これまでに7曲のシングルと3枚のアルバムが、ラテン・チャートでNo.1を獲得している。ダディ・ヤンキーもプエルトリコ出身の40歳で、2004年にリリースした「ガッソリーナ」の大ヒットで知られる、レゲトン界を代表するベテラン・シンガー。「デスパシート」は、彼らのキャリアの集大成ともいえる、レゲトン調のラテン・ポップで、ルイス・フォンシの甘いボーカルと、ダディ・ヤンキーの高速ラップが、曲を一層盛り上げる。同年代で同郷出身の2人の相性は抜群で、制作に2年も掛けたミュージック・ビデオは、彼らの故郷であるプエルトリコで撮影したものだそう。同ビデオは、公開20日で2億回を突破し、現在までに11億回以上の視聴回数を記録している。
ジャスティン・ビーバーが参加したリミックスの方は、サウンド自体に大きな変化はないものの、フィーチャリング・ゲストであるジャスティンが、むしろメインともいえる仕上がりになっている。オリジナルは全てスペイン語だが、リミックスは英語とスペイン語を織り交ぜながら歌われていて、ジャスティンがこの曲のために勉強したスペイン語の発音が、SNSなどで話題になっている。昨年の大ヒット曲「ソーリー」のようなスピード感があり、「楽しく踊るための曲」というコンセプトを見事表現しているジャスティンのボーカルに感服。
制作は、ルイス・フォンシとエリカ・エンダーというパナマ出身の女性シンガー・ソングライターの2人よるもので、マウリシオ・レンヒフォとアンドレス・トーレスという、ラテン系の音楽プロデューサーも参加している。歌詞はセクシャリティな内容だが、軽やかなサウンドがいやらしさを緩和させている。夏に向けて盛り上がりそうなナンバーで、米ソング・チャートNo.1獲得も期待できるかもしれない。
ジャスティン・ビーバーは、9月23日と24日の2日間、東京・味の素スタジアムで来日公演を行う予定。もしかすると、この曲「デスパシート」も歌われるかもしれない。
Text: 本家 一成
◎リリース情報
「Despacito(Remix feat.ジャスティン・ビーバー)」
ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキー
2017/4/17 RELEASE
https://itun.es/jp/vyajjb?i=1227097836
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像



アリアナ・グランデ、【デンジャラス・ウーマン・ツアー】の日本公演が2017年8月に決定
【NEW MUSIC】今週リリースされた注目の洋楽ソング(4/28付)~ケイティ&ミーゴズ/FOB/カシミア・キャット&アリアナ/ハイム
ヘイリー・スタインフェルド、ライアン・テダーがプロデュースを手掛けた新曲をリリース
ワンリパブリックのライアン・テダー、今後のリリース方針や自身のメンタル・ヘルスに踏み込んだ長文を公開
アフロジャック、ロスト・フリクエンシーズ「オール・オア・ナッシング」のリミックスを公開










