2017/04/26
今回で19回目となる北総鉄道の春の風物詩【ほくそう春まつり】が、4月23日に千葉ニュータウン中央駅で開催された。イベントを盛り上げる特設ステージには、LinQや風男塾、神宿、Devil ANTHEM.、そして嘉門達夫も登場。さらに4月26日に「Shout along!」をリリースするCheeky Paradeも姿を見せ、“千葉ニュータウン中央駅前の重力に仕事をさせないライブパフォーマンス”で、集まった観客の視線を釘付けにした。
正午を過ぎ、太陽が最も高い場所へと登りつめる時間帯。ジグソーパズルの最後の1ピースをはめるかの如く、このタイミングにステージへと迎え入れられたのがチキパだ。出演各アイドルのファンと北総線沿線の住民、そして臨時列車も走るということで鉄道ファンも詰めかけて、ステージ前は観客でぎっしり。7人は、「無限大少女∀」のイントロと、アイドルファンにとって“コールの教典”ともいえる「チキパmix」を受けて勢いよく飛び出してくる。この盛り上がりをもってすれば、太陽すらも7人を照らすスポットライト代わりでしかない。
ところで、ステージ上に立ったチキパは、北総鉄道のイベントということで7人中5人が駅員の帽子を着用した駅員仕様。普段とは違った姿に、イベントに足繁く通っている常連ファンを喜ばせる。なお、駅員の帽子を着用するというアイディアは、MCで本人たちも語っていたように、本番10分前で急遽決めたという彼女たちのアドリブと遊び心の産物。手持ちの撮影データを確認しても、12時15分の段階では、ステージ裏で頭に帽子を乗せて集合写真を撮っていた彼女たちだが、その後、12時22分に撮影された写真では、しっかりと帽子を被った(しかも落ちないようにガチガチにピンで固定した)渡辺亜紗美、鈴木友梨耶、溝呂木世蘭の3人が、小鷹狩百花の吹くホイッスルに合わせて謎のポーズをとっている。お遊びで被っていた駅員帽子が、チキパの本気(マジ)へと変わるまで10分弱。面白いことを思いついた際の彼女たちの瞬発力は本当に恐ろしいものがある。
ライブでは、観客に重力の存在を忘れさせる「無限大少女∀」で、高いジャンブを幾度となく決めると、「チェケラ」で、カワイイとかクールだけじゃ足りないチキパを見せつけて会場を沸かせる。ちなみに普段のリリースイベントと比べて、「チキパを初めて観た!」という人が圧倒的に多かったこの日の観客。初めましての人たちの間にチキパが広まっていく瞬間を目の当たりにして、思わずメンバーたちからも笑みが溢れている。
定番の新曲「Shout along!」振り付け講座を担当したのは、ちょうど前日が20歳の誕生日だった溝呂木世蘭。「みなさん、あの、彼女、20歳になって初めてのライブなんです! 初めてのライブでみなさまの声が返ってこないと、世蘭、泣いちゃうんで!」と、友梨耶がナイスなトークで世蘭の振り付け講座をサポートすると、会場は一気におめでとうムード一色となる。そして、そのままのテンションで「Shout along!」へと突入すると、ファンがリードする形で、地域住民なども巻き込んだ“腹から 声出せ!”が展開されていた。
この後、「Tactics」を可愛く披露したのち、最後は島崎莉乃のシャウトから始まる「C.P.U!?」。夏の青さを真似た空を泳ぐように、もう制御不能な、飛んで跳ねて走り回ってのパフォーマンス。Cheeky Paradeは、ステージ脇で眺めていたイベント運営スタッフたちをも笑顔にして、【ほくそう春まつり】のステージを締めくくった。
なお、新曲「Shout along!」は4月26日にリリース。週末の4月30日にはららぽーと豊洲のシーサイドデッキメインステージにて、リリースイベントを行うことも決定している。
さて、最後に話を戻して駅員仕様のチキパについて少しだけ。写真を見てわかるように、みんなそれぞれに帽子を見事に着こなしていたが、とりわけ、サイズが合っていない帽子を頑張って被っているという萌え要素までをも身にまとっていたのが関根優那。こればっかりはさすがだと……いや、“やっぱ優那だなー!”と、言わざるを得ないのである。
◎リリース情報
シングル『Shout along!』
2017/04/26 RELEASE
[CD+Blu-ray]
AVCD-39362/B 2160円
[CDシングル]
AVC1-39363 1000円
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