2017/04/14
ワン・ダイレクション(1D)のハリー・スタイルズが待望のセルフタイトル・ソロ・デビュー・アルバムを2017年5月12日にリリースする。現時点ではトラックリストとプロデューサーの名前くらいしか詳細は明らかにされていないが、4月7日に先行リリースした新曲「サイン・オブ・ザ・タイムズ」のサウンドからは、デヴィッド・ボウイ、ピンク・フロイド、コールドプレイ、エリック・カルメンなどの影響が感じられ、1Dの王道ポップ路線から一線を画そうとしている印象を受ける。
今週末にハリーが出演する米コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』でアルバムから2曲目が披露されるのではないかと見られているが、発表されているプロデューサー陣の経歴からもアルバム全体の方向性が見えてくるかもしれない。
ジェフ・バスカー(Jeff Bhasker):米オルタナティブ・バンド、ファン.のアルバム『サム・ナイツ』をプロデュースし、「ウィー・アー・ヤングfeat.ジャネール・モネイ」(2011年)で【グラミー賞】<年間最優秀楽曲>を受賞している。また、ブルーノ・マーズが参加したマーク・ロンソンのスマッシュ・ヒット「アップタウン・ファンク」(2014年)のプロデューサーの一人として<年間最優秀レコード>を受賞。カニエ・ウェストの「オール・オブ・ザ・ライツ」、ジェイ・Z、リアーナ、ウェストの「ラン・ディス・タウン」で<最優秀ラップ楽曲>も受賞している。他にもアリシア・キーズ、Goapele、ロビン・シック、ビヨンセ、ラナ・デル・レイ、テイラー・スウィフト、エド・シーランの楽曲やアルバムの作詞作曲/制作を手掛けている。
アレックス・サリビアン(Alex Salibian):バスカーのプロダクション・チームの一員で、ヤング・ザ・ジャイアントのアルバム『ホーム・オブ・ザ・ストレンジ』(2016年)をバスカーと共同制作した。カム(Cam)、ミッキー・エッコー、エル・キングらの作品のプロデュース、エンジニアリング、演奏を手がけ、ハリーの「サイン・オブ・ザ・タイムズ」では共作者/共同制作者としてクレジットされている。
タイラー・ジョンソン(Tyler Johnson):彼もまたバスカーの同僚で、バスカーがプロデュースしたピンクの「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」(2012年)でエンジニアを務めている。オール・アメリカン・リジェクツ、ワンリパブリック、エド・シーラン、ミッキー・エッコーのプロデュースとエンジニアリングを手がけ、マイリー・サイラスやSonRealの楽曲や、ジョン・レジェンドのアルバム『ダークネス・アンド・ライト』(2016年)で作詞作曲も手がけている。カムやキース・アーバンなどのカントリー歌手の作品にも参加している。
キッド・ハープーン(Kid Harpoon):本名トーマス・ハル(Thomas Hull)。英シンガー・ソングライター。2006年に「ザ・リヴァー、ザ・オーシャン、ザ・パール」をリリース後、EPを2作発表し、2009年にフル・アルバム『ヤング・タークス』をリリースした。その後、フローレンス・アンド・ザ・マシーンの楽曲を共作(アルバム『セレモニアルズ』より「シェイク・イット・アウト」、「ネヴァー・レット・ミー・ゴー」、「リーヴ・マイ・ボディ」)、フローレンスとカルヴィン・ハリスの「スウィート・ナシング」でコラボレーション、ジェシー・ウェアのデビュー・アルバム『ディヴォーション』の楽曲もいくつか共作/共同制作している。メイヤー・ホーソーン、ハイム、シャキーラ、クリスティーナ・ペリー、ショーン・メンデス、スクリレックスの楽曲でも共作/共同制作でクレジットされている。
◎アレックス・サリビアンによる投稿
https://www.instagram.com/p/BSl7fbJFzA5/
◎タイラー・ジョンソンによる投稿
https://www.instagram.com/p/BSl5ma_gyl7/
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