2017/04/13
松岡茉優が初主演を務める映画『勝手にふるえてろ』。この出演キャストとして、渡辺大知(黒猫チェルシー)、北村匠海(DISH//)、石橋杏奈、片桐はいり、古舘寛治(※)が新たに発表された。
原作は『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞した作家・綿矢りさによる同名小説。今回主演を務める松岡茉優が演じるのは、絶滅した動物が好き過ぎて、アンモナイトの化石についてネットで調べていたら気づくと朝になっていたり、中学時代の初恋の相手との過去を思い出しては胸をトキめかせる、ちょっと変わった恋愛ド素人OLのヨシカ。本作では“2人の彼氏”を自分の中で、イチ、ニと勝手に命名し、“リアルな恋愛”と“脳内片思い”を繰り広げるという、極度に捻じ曲がった乙女心を披露する。
そんなヨシカの“リアルな恋愛”の彼氏に、『色即ぜねれいしょん』で俳優デビュー、黒猫チェルシーでボーカルを務めながら、役者としても独特の存在感を放つ渡辺大知。ヨシカに鬱陶しがられるほど猛アタックをし、若干強引に(?)彼氏となる男・二を熱演。そして“脳内片思い”の彼氏には、DISH//でボーカル・ギターを務め、『君の膵臓をたべたい』(17)、『恋と嘘』(17)など話題作への出演が控える、今最も注目の若手俳優・北村匠海。ヨシカの中学時代からの片思いの相手・イチをクールかつ魅力的に演じた。
その他、ヨシカの恋をかき乱してしまう同僚に石橋杏奈、ヨシカの話し相手になる釣りのおじさんに古舘寛治、同じアパートに住む、すこしおかしな隣人に片桐はいり。24歳まで恋愛経験ゼロの遅咲きな主人公・ヨシカが繰り広げる、悩んでは傷つき、暴走する恋の行方を、誰しもが最後まで応援したくなる痛快コメディの誕生となる。
※「古舘寛治」正式には外字の舘(舎官)。WEB上では表現できない文字のため「舘」を使用。
◎渡辺大知(黒猫チェルシー)-コメント
脚本を最初に読んだ時から主人公のヨシカのキャラクターに釘付けで、ぼくは撮影中、実際に、空回りしながらもヨシカにずっと一直線でした。
主演の松岡さんは芯が強くて、可愛いのにひねくれてて、まさにヨシカそのもので、とても魅力的でした。
松岡さんを始め、この映画はいろんな魅力的な人物や景色で溢れている映画です。
それぞれの魅力が画面をはみ出しているところを、ぜひご覧ください!
◎北村匠海(DISH//)-コメント
台本を読んで、まず、独特な役名だなぁという印象から始まりました。
“あーいるいる”って要所要所で感じる松岡茉優さん演じるヨシカがとても面白く、僕自身も楽しみながら台本を読み進めることが出来ました。松岡茉優さんとは3度目の共演になります。
お互い初めて会った日からは、6年ほど経っているのですが、しっかりと魅力的な演技をされるので、やはり一緒に芝居するのが楽しかったです。ヨシカと共に色んな感情になれるような映画だと思っています。
ぜひ劇場でご覧ください。
◎大九明子監督-コメント
役名が、イチ、ニ。男を番号で呼ぶ小気味良さよ。一応現場では君付けで呼んでいました。
渡辺大知君が、面倒な男・ニ君をサイコーに愛しい男にしてくれました。ご自身も作り手だからでしょうか、視点が客観的でさすが!という時もあれば、何だニそのものじゃんカワイイ、と思う時もありました。あと、手が美しい。北村匠海君とは、イチ君が記号のようなイケメンにならないよう、相談しながら繊細に作りました。北村君は頭も良く、瞬発力もあり、日の出を待って数分で撮らねばならない慌しい中でも、演出に一瞬で対応してくれたのが印象的です。
◎公開情報
映画『勝手にふるえてろ』
2017年 全国公開
原作:綿矢りさ著『勝手にふるえてろ』文春文庫刊
監督・脚本:大九明子
出演:松岡茉優 渡辺大知(黒猫チェルシー) 石橋杏奈 北村匠海(DISH//)古舘寛治 片桐はいり
製作幹事:メ~テレ ホリプロ
配給・宣伝:ファントム・フィルム
<STORY>
私には彼氏が2人いる──中学時代からの片思いの相手イチ(北村匠海)と、突然告白してきた暑苦しい同期のニ(渡辺大知)。「人生初告られた!」とテンションがあがるも、イマイチ、ニとの関係に乗り切れないヨシカ。一方で、「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」という奇妙な動機から、中学時代からひきずっていた片思いの相手・イチに会ってみようと、ありえない嘘をついて同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが……。“脳内の片思い”と“リアルな恋愛”。同時進行で進むふたつの恋の行方は?
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