2017/04/07 17:56
音楽制作の信条を語ったYOSHIKI
「新経済サミット2017」が7日、東京都内で行われ、X JAPANのYOSHIKIが登壇し、楽天株式会社の三木谷浩史代表取締役社長とディスカッションを行った。
「楽天モバイル」のCMに出演中のYOSHIKIは、三木谷社長と“クリエイティビティとアントレプレナ-シップ”をテ-マにト-クを展開。三木谷社長から経営者感覚にも優れたミュ-ジシャンとして「ある意味、ベンチャ-起業家」と評された。
YOSHIKIは「僕は商品を作っている感覚ではなくて、常に芸術を作っている感覚でいたい。100年後に聞かれる、200年後に聞かれる、そういうものを今作らなければならないと思っている」と音楽制作へのこだわりを語った。
重ねてYOSHIKIは「音楽家になろうと決めた時に、僕はまずお金を稼ごうとは思わなかった。そこに執着はなかった。多分、お金というのにこだわるなら違う職業を選んでいた」と語った。
「著作権技術のなかった200年前はそもそもスポンサ-がいなければ成立しなかった職業。著作権技術のおかげで、CDだ何だで大金が入るようになってきたけれど、それはこの60年、70年のことに過ぎない。100年後はまた全然違うことになっているかもしれない」と予想した。
「音楽で1億円稼ぐといったことよりも、そっち(芸術)の方にア-ティストがシフトしていかないと(先はないと)僕はある種の危機感を持っている」としたYOSHIKIは「何のためにこの職業を選んだのか? 僕はやはり芸術を作る方に専念したい」と語気を強めた。
インタ-ネットの進化が目覚ましいが「そういう時代の変わり目はチャンスだと思う」と語ったYOSHIKI。AI(人工知能)の存在に触れ「作曲パタ-ンなんてある程度決まっている。デ-タを打ち込んでいけば、AIでもヒット曲が作れてしまう時代。では、何で僕らはAIに勝てるのか? やはり“人の無謀さ”とか、そういうものではないか。計算不可能なもの、それがある種の芸術なんだと思う」と持論を展開した。
この日は、直前のステ-ジで特別講演を行った小泉純一郎氏もサプライズで登壇。「X JAPAN」の大ファンで知られる小泉氏と、YOSHIKIは熱いト-クを繰り広げて会場を盛り上げた。
エンタメ OVO
関連記事
最新News
アクセスランキング
1
<インタビュー>HANA、「NON STOP」に込めた“止まらない”覚悟――【BMSG FES】に『紅白歌合戦』出場、怒涛のデビューイヤーを駆け抜けて
2
JO1、LAでボウリング対決&EP『Handz in My Pocket』の制作で一番楽しかったことを明かす
3
番組MCの永瀬廉「少し照れたね」、“高橋海人がゲスト出演”テレ東『ミュージックカプセル』
4
【先ヨミ・デジタル】米津玄師「IRIS OUT」引き続きストリーミング首位走行中 back number「クリスマスソング」がTOP5圏内に
5
LEO(BE:FIRST)× 川島明(麒麟)のスペシャル対談、J-WAVE『MILLION BILLION』年末年始に3週連続OA
インタビュー・タイムマシン
注目の画像