2017/04/02
三浦しをん原作・大森立嗣監督による映画『光』で、テクノの巨匠、ジェフ・ミルズが全編に渡って音楽を手掛けていることがわかった。
現在のエレクトロニック・ミュージックの原点ともいえるジャンル“デトロイト・テクノ”のパイオニア的存在で、DJとして年間100回近く世界中のイベントに出演するジェフ・ミルズ。2017年2月には、クラシックとテクノを融合したコンサートも日本で実施し、音楽界に革新を起こす存在として世界中の注目を集めている。
今回は大森監督からの熱いオファーに応えて、ミルズ自身初となる劇場公開映画への音楽提供が決定。ミルズは制作について「サウンドトラックが、そのシーンの新たな登場人物である様子を想像しました。また、音楽が登場人物の内なる声として存在してほしかったのです。すべての音の要素が目的を持っている、そんな楽曲作りを心がけました」と明かした。また、映画については、「頭を空にして、オープンマインドでこの映画を見にきてほしい、それが僕からのメッセージかな」と語っている。
そして、大森監督は「出来上がった映画『光』はタイトルの如く、恒星のように発光していました。俳優が宇宙人のように見えたり、別の星の話に感じたり、地球の重力から解放されたような錯覚すらあったのです。今までこんな映画があっただろうか、すごいことになるぞという感じがしました。ぜひ映像、ストーリー、音楽がどう共鳴しあっているかを体感していただきたいと思います」とコメントしている。
三浦しをんの同名小説をもとにした映画『光』は、東京の離島で育ち、島を襲った津波から数人の大人と共に生き残った信之(井浦新)、恋人の美花(長谷川京子)、年下の幼なじみの輔(瑛太)の3人が、25年後に再会するという物語。信之が美花を守るために犯した罪を秘密として共有する3人が再び巡り会い、過去と向き合う姿が描かれている。さらに、信之の妻・南海子には橋本マナミが起用されている。なお、映画は2017年11月下旬より、新宿武蔵野館、有楽町スバル座ほか全国ロードショー。
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